仕組みを活用しながら、自分のスタイルで / 東京中央支社 栗原 幸和

Q)初めてMDRTを達成したのはいつですか?

今回(2023年)が初入会です。
Gift Your Lifeに入社して2年目での達成でした。

Q)それは、この仕事を始めて何年目の時ですか?

4年目ですね。
Gift Your Lifeに入社する前は、外資系保険会社に2年ちょっといました。

Q)この業界に入る前はどのような業界にいらっしゃたのでしょうか。

この業界に入る前は、新卒で機械商社に4年、その後アパレル商社で貿易関連の仕事を20数年やっていました。
その間に、M&Aを2度ほど経験しまして。。。
本来の貿易の仕事は好きだったのですが、管理職の立場上、その都度、リストラやら、不採算部門の清算やらの調整ばかりやるようになってしまって。
気付いたら、本来の仕事を全然やっていなかったんですよね(笑)

その頃に、ビジネススクールに行く機会があって、そこで出会った色んな会社、業界の方々みなさんが、キャリアや将来のことをしっかり考えていて、とてもいい刺激をもらいました。
このまま同じ業界、商社にいても同じことの繰り返しになってしまうなと思い、カテゴリを変えようと思ったのです。
勤め人ではない仕事をしようと。


Q)もともと独立心があったのでしょうか?

ないですね(笑)
疑いもなく、勤め人として定年まで勤めあげると思ってましたよ。

Q)そこからこの業界に入るキッカケは何だったのでしょうか?

転職しようと思った時に、もちろん色んな業界を見ました。
もともと主人がFPをやっていて、選択肢として、保険業界というかFPという選択肢もあって。
それで知り合いの方を紹介してもらったのがこの業界に踏み込んだキッカケでした。

それまでは事務職で、営業職経験もなく、金融知識ゼロだったので、一社専属の保険会社でしっかりFPとしてのベースを作りたいと思っていました。
もちろん、一社専属でもいくつか検討はしましたよ。
各社それぞれ特徴があるので、しっかり検討して自分に合うかなと思って外資系保険会社へ行きました。
本当にゼロからのスタートという感じでした。その時で47歳くらいだったと思います。

Q)ではFPとして活動するイメージはつきやすかったのでしょうか?

イメージはしやすいけど、正直、甘く見ていた部分はあったと思います(笑)
主人でも出来るんだから、私でもそれなりにできるだろうって(笑)
ちょっと甘く見ていたところもあったかもしれないけど、身近にそういう人がいたという点では、飛び込みやすさはあったかもしれないです。

でも、実際はね、、、
年齢のせいもあると思うんですけど、勉強では苦労しましたよ(笑)
やはり、新しいことを覚えるというのがね、とにかく。。。

いわゆる会社の会計とかそういうのはもちろん見てきましたけど、このような個別のコンサルティングのような知識もないですし、そもそも人と対峙するような仕事はしていなかったので。
商社の貿易部門というと、物流会社さんから見たらお客様なので、どちらかというと、それまでは自分がお客さんの側だったんですよね。

人と話すのが苦手とか、そういうのはないんだけれど、でも結構違ったかな。
立場が変わって印象的だったのは、「色んな人がいる」という事(笑)
いかに自分が小さな世界でというか、色んな部門があるにせよ同じ会社の中だけでやっていたかという事に気付かされました。
色んな人がいるし、普段の生活だけでは知り合うことがないだろうなというような人と知り合うことが出来る、という事がこの仕事のおもしろいところかなとも思います。

Q)新し環境での活動はどのようなものでしたでしょうか?

ゼロスタートだけど、最初の1年目で、資格を取ったり色々やって営業活動を軌道にのせて、2,3年くらいしっかりやっていこうと思って一社専属の保険会社に転職はするんだけれど、入社して1年後にコロナ禍。。。
やはり、対面全面NGとか、オンラインも導入がすごく遅かったので、ほとんど何もできない状態で半年くらい過ぎていってしまったんです。

でもその時に、このような状況で生き残れる会社、生き残れる場所ってどこなのかなという事を考えていました。
ちょうどその頃に、森本部長を紹介してもらったんですよね。
私の当時の上司の方が、実は森本部長の元上司だったのです。
コロナ禍で、それまでのような個別相談とかが出来ない状況の中で、森本部長はずっとセミナーをやられていたので、そういう方法を取り入れるのもいいんじゃないかという事で、その上司が引き合わせてくれたんですよ。
その時に目の前でセミナーのデモもやっていただいて。
その時は、Gift Your Lifeに行くことになるなんて思ってもいないんだけれども、私もこういう形でセミナーを取り入れようかなと思って、参考にさせてもらおう、くらいの感じでした。

コンプライアンスが厳しいのはもちろんなのですが、当時の会社だと使えるツールも多くなく、社内の限られた資料しか使えなかったので、とても勉強になったのをよく覚えています。
それで、知り合いの会社でセミナーをやらせてもらったり、という事をやり始めるようになりました。
でも、まだまだオンラインとかは全然できていないし、なかなかそれを全面にやっていくような体制でもなかったですし。
そうこうしているうちに、そろそろまる2年経つぞという時期になったんです。

制約の多い環境の中で、なかなか自分の中で広がりが見えないなと思っていて、そのことを前述の上司に相談したんです。
そうすると、森本さんのところがいいんじゃない?という話になって。
Gift Your Lifeは、そのタイミングで既にオンラインセミナーやオンライン面談もスタートしていて、次に生き残っていくとしたら、この体制だろうなと思いました。
もちろん、他の代理店も色々話を聞いて検討はしましたよ(笑)
聞きましたけど、、、
” 武器 ” がいっぱいあるっていいですよね。

Q)他代理店も見られたなかで、これはGift Your Lifeにしかなかったというのはどういう点でしょうか?

オンラインセミナーとオンライン面談ですね。
やはりそこが全然違いました。
他社もみなさんスタートしていたとは思うんですけど、スピード感というか、もうこんなにやっているんだという印象でした。
もちろんそれまでにすごい数のセミナーの本数をやっているというベースもありますけど、もうオンラインに切り替えてセミナーをやっている、面談もオンラインでやっている、会社の中の会議もオンライン、というのは他にはなかったので、すごい速いな思いました。

Q)森本部長と引き合わせてくれたり、快く送り出してくださったその上司の方にも感謝ですね。

そうですね。本当に感謝です。
実はその方は、管理職とか世話役になるような方ではないんです。
それでもその方の近くで仕事ができる環境にあって、色んな巡り合わせで今があって。
環境って大事ですよね。

Q)では、セミナーをやるぞという意気込みで入社に至ったという事ですね。

実は、そこまでセミナーに前のめりな感じではなかったんですけど、そういう事もできるし、一社専属ではできない色々な商品を扱えるという点で、保険代理店という環境でスタートしようという感じでした。
でも実際は、入社した瞬間から色々押し寄せてくるわけですよ(笑)
こちらが、あれをやりたい、これをやりたいと言う前に、損保の資格取ってください、セミナー養成講座やってください、証券外務員取ってください、みたいな。
うわーって課題が押し寄せるようにやってきて(笑)

入社して1年くらいは目がまわりましたね。こんなにいっぱいやらなきゃいけないんだって。
それに比べると、一社専属の保険会社の時はのんびりしていたなって。
基本的な勉強はしたんですけど、Gift Your Lifeに入社してから1年目は大変でした。ほんっっっとに(笑)
想像以上でした。
そもそも取り扱いの商品が多いので、その一つ一つを勉強していくのももちろんだし、それ以外にも毎日やることが多くて。。。
商社時代より働いてるなと思いました(笑)

1年目はずっと勉強していましたね。
試験、試験、試験、、、
FPは取っていたんですけど、入社してから、証券外務員取って、損保の資格も取って、投資診断士も取って、、、
それに合わせて、セミナー。
1月入社で2月にはセミナー養成講座が始まって、5か月くらいトレーニングしたと思います。
それで、7月にウェビナーでデビューです。
入社して半年。
結構速かったですね。
クローザーはもう少し速くて、4月、5月くらいからやっていたと思うんですけど、クローザーも初めて、オンラインも初めて、それでセミナーもやらなきゃいけない。
忙しかった。忙しかったし、でも数字も上げなきゃいけないし。
もうあの辺の頃の事は、、、覚えてない(笑)

Q)忙しい分数字も伴ってくるのでは?

それがなかなかね、数字につながるまでって時間がかかるじゃないですか。
数字が上がるまで2、3か月かかるので。
1年目なんかは息も絶え絶え。
2年目も前半はヒーヒー言ってたと思います(笑)
でも2年目に入った時に、何というか、コンサルティングしていくというのが、やっと身に付いたというか、自分のスタイルが作れて来たような感覚があって。
1年目で恐らく数十名、業務提携からコンサルティングさせていただいて、そこでなんとなく自分のやり方、スタイルというものができ始めて、昨年で100数十名のコンサルティングをさせていただいて、そこのベースが出来上がってきて、” 私のスタイル ”というものが分かってきて、数字も積みあがってきている実感があります。
2年目の春くらいから、何となく一段上がったというか。
毎月の案件や面談が無いという事が無くなってきましたね。
粛々と、セミナーを月に3~4回やらせていただいて、そこからのお客様のコンサルティングをさせていただいて、という流れがしっかりできてきて、安定的に回っている感じがします。

Q)Gift Your Lifeのセミナー事業、業務提携が無くても同じ状況になっていたでしょうか?

それが無かったら、こうはなっていないでしょうね。
自分でもセミナーなどを取り入れてやっていたとは思うんですけど、こんなにスピーディーに、こんなところには辿り着いてはいないですね。確実に。
なれたとしても、相当時間がかかっていたと思います。
もしかしたら、5年、10年後には今と同じような状況になれたかもしれない(笑)
ただ、「今」じゃないね。絶対。
たった2年で、これだけセミナーやらせてもらっているなんて、これだけコンサルティングやらせてもらうなんて、さらにまで出しちゃったしね(笑)

もっとすごいと思うのは、私がこれをやりたい、あれをやりたい、と言っていたわけでもないんです。
Gift Your Lifeに入社して、あれやって、これやってと言われたことを、ハイやります、ハイやりますってやっていたら、こうなっていたという事なんです。
これって、すごくないですか?
もちろん必死に食らいついて、一生懸命やりましたけどね。
自分からやりたいと言ってやりきる事もすごい事ですけど、与えてもらったことをヒーヒー言いながらも、こなしていたら結果が出たというのがすごいなと。

Q)数字が積みあがる仕組みが出来上がっているという事ですね。

出来てる、出来てる。
そこをちゃんと、もちろん自分のものとしてやっていかなければいけないんだけれど、でも本当にそれを頑張ってやっていくと、こうなるんですよ(笑)
大変だったけど(笑)

Q)自分からやりたいと言うことでも、チャンスを掴める環境でもあるということでしょうか?

そうだと思います。
私の場合は、ここからがそうなんだろうなと思っています。
ここまでのベースは作ってもらえたけど、Gift Your Lifeには証券や、不動産など色々な武器があって、折角そのリソースがあるのに、使わないともったいないとは思っています。
思ってはいるんだけど、、、
全部自分でやる必要はなくて、その分野が得意な方もいるので、そういう環境は活用していけるようになりたいなと思っています。

Q)MDRTを目指すきっかけは何だったんでしょうか?

商社時代の収入を超える目安として目標にしていました。
主人がMDRTだったので、保険業界に入った時に、そこが一つのバーであるという事は知識として持っていました。
だから商社時代の年収を超えていきたいなと。そこを超えていかないと、何のために仕事を変えたのか、何のためにセカンドキャリアを考えたのか分からなくなってしまうので。
前の仕事をやっていればよかったとか、思いたくないじゃないですか。
精神的に楽になっただけでも、後悔はしていないんですけど。全然(笑)

Q)MDRT達成に向けて取り組まれたことはありますか?

活動量を増やしていきました。
今になって思えばですけど、一社専属の保険会社の頃は、結構のんびりしていたなと。
もちろん自分なりには一生懸命やっていたんですよ?(笑)
Gift Your Lifeに入社してコーチングを受けたときに、数字、活動量、一日のアポイントの数、どれくらい有効面談数があるか、それで結局、有効面談を作るためには、そのだいたい3倍5倍のアプローチがあって、さらにその倍くらいの初動が必要だよとなった時に、やはりそこの初動の活動数が全然少ないなという事を思い知らされました。

でも自己マーケットの場合、初動の活動数はどうしても限られてしまう。
だからそこに提携を組み合わせる。セミナーもできるだけ入れる。
もちろん、そこからどれくらいの方が来てくださるかというのは、自分の力量にもよりますけど、でもそうやって活動量を増やしていくことで、初動の活動数を埋められるようになりました。
振り返ってみても、会社の業務提携が活動量を増やすための、大きな部分を占めていたと思いますね。

活動量を増やすと、自然と経験値が上がる。
経験値が上がると、より成約率が上がってくる。
そうなると、自信にもなる。というサイクルかな。

Q)過去に失敗経験があると聞きました。

商社時代に、ちょっと投資しようというのがあって。。。 新興株とか、流行ってたときがあって。
最初は、上場企業の硬い株とかでやっているんけど、だんだん欲が出てきて、当時流行ってたIT株とか(笑)そんなのばかり持つようになって。
それでライブドアショックで、大暴落(笑)

そのあと懲りずにまたFXとかやって。
これも安定的にやってればいいのに、いつの間にかトルコリラとか色々手を出しちゃって、しかもレバレッジをすごく掛けていて。
ねぇ、、、

その戒めから、今はNISA口座を開いたり、株主優待目的で個別株をいくつか持っている程度です(笑)
売らない株です。とにかく長期保有のための株。

お客さまからも証券についての相談を受けることもあります。
そんな時は自分の経験から、上がったり下がったりで売るとか買う、ということを考える必要はないという話をさせていただきます。
結局売り時とか買い時とかいうけど、自分が使いたい時が売り時なので。
売り買いし始めると、どんどん短期になってしまって、仕事が手につかなくなってしまうんですよ。
それって本来の目的と違うと思いますし。
そうお客さんに言っておきながら、あの時の私に言ってあげたいっていつも思う(笑)

Q)MDRTを達成する前と後、変わったことはありますか?

先ほども挙げましたが、自分のコンサルティングスタイルができて、気持ちに余裕をもってお客様に会えるようになったという事でしょうか。
ただ、そんなに特別なことはやってないと思っています。
すごく特殊なことをやってるとか、独特のスペシャルなスタイルを持って、という事はないと思うんです。
割と王道。
笑っちゃうくらいいつも同じ(笑)
そういう自分のスタイルが確立できたというのが一番かな。

Q)それを一年で掴むというのは早いのではないでしょうか?

100人、200人コンサルティングさせてもらって初めてですよ。ほんとに。
だから、経験値を積むという意味でも、Gift Your Lifeの業務提携はすごくありがたいですよね。
経験値を上げるのにも時間はかかってしまうので、そういう意味で業務提携に取り組んでいくというのはとても有効だと思います。

Q)もし他の保険代理店に行っていたとしても、今のような状況になっていたでしょうか。

どうだろ。。。
もっと保険屋さんだったんじゃないかな、きっと。
今みたいに、全体のコンサルティングをするFPとして、というようなスタイルではなかったと思う。
きっともっと保険の金融商品を売るという事をやっていたと思います。

ちなみに今は、自己紹介で「セミナー講師で、FPコンサルやっています」と言っています。
『FPコンサル』という表現です。

保険ももちろん素晴らしい金融商品だし、良いと思うけど、保険だけじゃない部分をしっかり見せながら、どうやってお役に立てるかという事を伝えられる手段があるというのは、すごいことだなと思います。
セミナーだったり、書籍だったり。
そこのセルフブランディングってすごく大きいと思うんです。
話を聞いてもらう素地としても。
Gift Your Lifeでは色々な企業様でセミナーをやらせていただいていますが、有名な企業様や大手企業様での実績も多いので、やはり信頼度が高いと思います。

Q)今後の目標を教えてください。

自分のスタイルでやっていった先に、COT、かな。
この仕事の良いところは、定年もなく、終わりもなく、職業としてやっていける形だから、そう考えると長く働くつもりでいる分、そんなに根詰めてやると長続きしないかなって。
自分のペースで、ワーケーションみたいな感じで、遊びながら仕事をする、仕事をするように遊ぶ、みたいな感じのスタイルで仕事をやっていけたらいいなと。
実は、直近の4か月の実績を見るとCOTペースなんですよ。
結構忙しかったけど。
そう考えると、決してすごい何かスペシャルなことをやらなくても、十分に可能性があるんだなと。
このペースでやってたらもしかしたらタッチできるかも、と思えている感覚になっているということがすごいことだと思うんです。

Q)Gift Your Lifeへの入社時に、そのイメージは出来ていましたか?

考えてもいないですよ(笑)
どんな飛び道具を使えばなれるのかなって思ってました。
MDRTはおそらく、粛々と真面目にやっていれば到達できる数字だろう、とは思っていました。
ただ、COTは何かスペシャルなことをやらないと無理な領域じゃないかなというイメージでした。
もちろん何かスペシャルなことができれば、なお良いんでしょうけど。
でもそうではなくても、なんとなく到達イメージができているというのは、すごいことですよね。
ほんとに業務提携のお陰。
本当にいい環境だと思う。
業務提携という環境もそうだし、オンラインで色々できる環境、文化というのもありがたい。
オンラインでセミナーをやるから、オンラインでの面談が当たり前になっている。
オンラインが当たり前じゃなかったら、もっと対面、という感覚になるし。
そうなるとやっぱりね、ワーケーションできないから(笑)
いずれは、海外からのオンラインセミナー!
それで、COTになってハワイの海をバックにインタビュー受ける私、どう?(笑)
もう出来そうな予感はする。
夢物語ではなくて、こんな風なことが出来そうだなと思えることが良い。

Q)MDRTを目指す方に向けて最後にひとことお願いします。

やってみる、だけじゃないかな。
やってみてダメならいいじゃない。
ダメだったら仕方ないけど、やってみる価値はある。

誤解を恐れずに言うと、『自分から必死に取りに行かなくてもできた』というのが私の最大のポイントかも。
業務提携やセミナー講師も、参加するためには条件があるけど、そこのハードルはどうにかして頑張って越えてほしいですね。
全部自分で必死になって取りに行って、必死に組み立てて、すごいパワーを使って飛び込まなければいけない環境だったら、それこそ5年10年かかったと思う。
それが、この場所に身を置いて提示されたハードルを越えていく。
もちろん、それはそれで必死なんですけど、進むべき道は示されているので、必死にそこを進んでいくと一つ扉が開くと思います。

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