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ギフトユアライフ 本社 【Blog】 『哲学者サルトル』

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今日は「サルトルの教え」堤久美子さんの本からご紹介します。

サルトルは、フランスが生んだ西洋哲学の巨匠です。
そのサルトルの教えを今の社会で活用する内容になっています。 

まずサルトルについてお伝えします。

1905年に生まれ、1966年には、来日もしています。
そう聞くと、どこか親近感を感じる人もいるのではないでしょうか。

当時は日本でも大変人気が高く、熱狂的な歓迎を受け、当時販売された「サルトル全集」は、300万部の大ベストセラーになったそうです。
第二次世界大戦後、世界が混乱し、多くの人がどう生きるか悩んでいた中、そのよりどころになったのが、サルトルが説いた実存主義でした。

サルトルの教えは、わかりやすくいたって実践的です。
彼は「人生はすべて自分で選べる。自由に生きたまえ」というメッセージを送り、人々はその言葉を元に心を解放し、未来に明るい希望を持ちました。

書籍『サルトルの教え』では、「事実と解釈を区別すれば問題は解決する」という第一章から事例をまじえて教えています。

一般的に、人は事実と解釈、つまり主観に基づいた個人の解釈をごちゃ混ぜにして考えがちです。
そのため振り回され、時間を費やしてことが多いのです。

では、いったいどうしたらこの問題から脱却できるのでしょうか。
怒り、不安や恐れ、楽しみや嬉しさ、様々な感情と、事実が重なることが、私自身よくあります。
そこを区別してとらえるだけでも、見方が大きく変わります。 

たとえば、「会社で失敗して上司に怒られた」という場合、失敗したことが原因で起こられているにも関わらず、「あの上司は自分のことが嫌いだから怒っているに違いない」と感じてしまう。
これはまさに事実と解釈をごちゃ混ぜに考えている事例です。

誰がこう言った、どう思っている。こういうことが特に気になることも過去ありました。
しかし、サルトルがいうように、事実と解釈を分けて考えることにより、不安が減り、生きやすくなりました。

サルトルの教えを効果的に活用すると、人生の可能性が広がる実感をしています。 

「悲しむことはない。今の状態で何ができるかを考えて、ベストを尽くすことだ!」

というメッセージも同じで、事実と解釈を区別し、事実にフォーカスして、新しい可能性を創造していくきっかけを教えてくれます。

生きている中で、活用できる考え方であり、実践してみて更に体感出来ると思います。
今回もオススメの本でした。機会があれば、ぜひ読んでみてください。

今週も明るく元気に楽しんで行きましょう‼️

豊福 公平 (Gift Your Life株式会社 代表取締役)