ご縁と、電車と、我が道と。

山西 雅之大阪支社
Q)初めてMDRTを達成したのはいつですか?

2024年度が初登録で、この業界に入って11年目ですね。

Q)Gift Your Lifeへの入社はいつですか?

2016年入社なので、今年(2024年)で9年目ですね。

今現在、本社で毎月やっている新人研修というのが、私が入社した時から始まったものなんです。
その時の研修では、全国で研修を受けるのが私ひとりで、社長とマンツーマンでルールブック読んだり、テレアポの練習したりした記憶があります(笑)。

昨年の社内イベントの時に、テーブル分けが社歴順になっていたんですが、2個目のテーブルでした。
いつの間にか古株になってきていましたね。

昨年、瀧川支社長が勤続10年で表彰されていたんです。
それで今年、鈴木さんが勤続10年。
で、来年石橋さんが勤続10年になって、次が私なんです。

Q)大阪支社すごいですね。

すごいでしょ(笑)。
だから感覚がマヒしてて。私より古い人が3人もいてるんですよ、すでに。
大阪支社ね、なかなか辞めないんですよ。

Q)何か秘訣はありますか?

なんでしょうね。
でも、こんなことがあった、こんなお客さんがいてた、じゃあどんな保険がいいかとか、こんな保険にはこんな特徴がある、というようなことをよく話しているという事はあるかもしれないですね。
毎週月曜と水曜が出社日になっているんですが、最近は人も増えて、そういう時に結構わちゃわちゃ話してますね。

Q)山西さんから見て、他に大阪支社と他支社との違いはありますか?

そうですね…
火災保険の取り組みについては、ちょっと特徴あるかもしれないですね。

火災保険のリーズの取り組みを始めたのって、、、2017年くらいでしたかね。
それまでも、リーズの取り組みというもの自体はあったけど、本社号令でやろうとなったのが、その時の火災保険で。

その時にみんな、「やります」「やります」ってなったんです。
で、当然その、ほぼ生命保険しかやっていなかったので、うまいこといってるのか、いっていないのか、なんか知らんけど断られた、こういう事聞かれたけど、どう答えたらいいかとか、みんな各々、壁にぶつかりながらもやっていたんです。

損害保険のソリシターさんって、それほど支社に来ないんですが、当時の東京海上のソリシターさんは、僕らの取り組みに興味を持ってくれて、まめに来てくれるようになったんです。
それでソリシターさんの協力ももらいながら、僕らも頑張って売るようになったんです。
月曜のミーティングが終わってから、火災保険やってる人全員集まって、先週どれだけ行って、どんな話になって断られたのか、断られていないとか、放置されてるんだったら何したらいいねんとか、結構しつこくみんなでやってたんですよ。
わりかし、そういうのが出来る人がタイプ的に多いのかもしれないですね。

だから今でも、連続挙績をみんなでやってるのは大阪支社くらいだと思うんですけど、それも火がついて、僕の前にやってたのが石橋さんで、石橋さんはずっと3wでやってたんですね。
さすがに3ポリシーはようやらんなと思って、2年前の5月くらいのタイミングで1ポリシーもカウントやりますってなったから、1ポリシーだったら自分にもできるんじゃないかと思って、やり始めたんですよ。その週から。
ほんで、僕がやり始めたから、その次の週から鈴木さんが始めて。
どうせだったら、みんなもやったらいいんちゃいます?って言ってたら、気づいたらもう、降りられへん満員電車みたいになってもうて(笑)。

Q)お互いに良い雰囲気なんですね

そうですね。珍しいと思います。
こういう業界で、支社単位で頑張れる雰囲気というか、チーム感は良いものがあると思いますね。

でも、みんなでご飯に行くとかはないんですよ。飲みに行ったりとか。
プライベートで何かするという事は、ほぼ無いです。
基本的には支社でしか会わないです。
その割に仲は良いと思います。

僕は、それがいいんじゃないかと思います。
適度な距離感。
これが、めっちゃ仲良くなったりすると、仲悪くなったりとかが出てくるので。

Q)自然にそうなった感じですか?支社長の空気作りとか。

それはもうゼロですね。ない(笑)。

この仕事って、他人に興味を持つことがどれだけ大事かという事だと思うんです。
お客さんに対してももちろんそうなんですけど、他のメンバーに対して興味が薄い人が少なくないんじゃないかなと思います。
先週どういう売り上げだったのかとか、どんな人に会ったとか。
他のメンバーに対して興味があまりない。

この仕事を始めて、僕は外資系の一社専属生命保険会社に、2013年から3年やっていたんですが、その時って、先週何人に会って、どういう活動をして、今週契約があるのか無いのか、みたいなことを結構まめに所長に吸い上げられるし、『0』の人がいてたら、「大丈夫?」みたいな、みんな声をかけたりしてたんですけど、そういうのがほんと、無いんですよね。
保険代理店って。
儲かってる人は儲かるし、儲かっていない人は粛々と去っていく、みたいな。

そういう点において、大阪支社ではちょっとずつみんなが声を掛けているような気がしますね。
誰がというより、みんなで声掛けてという雰囲気が自然に出来ている感じですかね。

Q)フルコミッションの世界だと、あまり他人に干渉しないのかなという印象もあります。

そうですね。
でも、僕は近くに座った人には、月曜聞きますね。
「今週ある?ない?」
何にも関係ないけど、「いける?」みたいな(笑)。

Q)それがあると無いのとでは緊張感違いますよね。

緊張感も違いますし、単純にもし何かあったら、ちょっと言えるじゃないですか。
良いことも、嫌なことも。しょうもないことも。
関心なくなると辞めちゃいますから。

Q)2013年に外資系の一社専属生命保険会社へ入られたというお話もありましたが、この業界に入る前は何をされていたんですか?

僕、ずっと飲食の仕事をしていて。
大学の時にバーテン初めて、そこからずっと飲食の仕事をやって、最後は、恵比寿にあるもつ鍋屋さんがあるんですけど、その創業をそこの社長とやっていまして。

当時、東京に6年くらい住んでたんですけど、東日本大震災があって、仕事がすごい大変になってたし、もう大阪帰ろうとなって。
あの時、ほんま大変やったんですよ。

で、帰ってきて、魚屋で働いてたんです。
今後は飲食業のプロデュースとかしようと思っていて。

これまではホールをやったり、マネージャーをやったりしていたので、料理ができるわけではないんです。
だから今さら料理を覚えに行ってもと思って、とりあえず魚屋行って勉強してみるかと思って。
商店街で嘘みたいに流行っている魚屋があって、知り合いのつてで入れてもらったんです。
朝の6時半くらいから商品出して、声出して、という生活を一年くらいやってたんです。

Q)いわゆる”魚屋”さんですか!?

もう、ほんま魚屋です。
おばちゃんに言われて、バンバン魚捌いて、という生活を1年やって。
1年経った頃に、もういいかなと思って。

それで自分で細々やろうかなという時に、ぼくの大学の同級生が外資系の一社専属生命保険会社で営業所長をやっていて、彼から声がかかったのがこの業界に入るキッカケでした。
ちょうど魚屋も辞めたタイミグだったので、まぁいいよって。
それで2013年1月入社。

東京で働いている時期も含めて、僕、奇跡的に、保険の営業を一回も受けてこなかったんですよ。
誰かに話を聞いてと言われても、ちょっと面倒くさいなと思ったら、会わないと決めていたので、一切話を聞いたことがなかったんです。

Q)その頃でおいくつですか?

37、38歳くらいですね。
東京で働いていた時に、その所長をやっている彼がデビュー時に一回しゃべらせてくれとなって。
「そもそもお前がやるっていうなら、お前から入る」という話をしていたので、内容にはほぼ興味なかったんです(笑)。
それで、彼は必死に話をするんですけど、こっちは全然ピンと来ていなくて、ずっと論破していく、みたいな。
でも、その時はそれで保険に入るんですけどね。

そこから1年くらい経って、”その日”が来て入社となるんですけど、入社後の研修を受けて、「これ、ちゃんと話聞いて、ちゃんと練習したら何でも売れるんとちゃう?」と思ったんですよね。

直観的にすごいシステムだなと思って。
軽い気持ちで入ったけど、将来的には一人でコンサルもやりたいし、ちゃんと勉強してみようかなと思ったんです。

ですけど、知り合い全員に電話しろとか、今日何人に会って、ということを強制されるのがすごく嫌で、ナニコレ気持ち悪いと思って(笑)。
とりあえず鳴かず飛ばずを丸3年くらいやったんですよ。

そうこうしている間に、これ何か意味あるのかなと思って。誰かの役に立ってるのかなって。

それでたまたま、保険代理店で働いている方に話を聞いたら、「最近会った知り合いが良い保険代理店に入ったって聞いてるよ」と言って、Gift Your Lifeの方を紹介してくれたんです。

それが2016年春くらい。
一回会って、「それじゃあ、一回うちの所長と話してみますか」となって、その時の所長にお会いしたんです。
その方が、近畿大学ののラグビー部出身で、ラグビーつながりで色々な話になって、僕の友達の話や、大学の先輩、もっと離れた先輩とかもいたりして、ラグビー部出身者がものすごい多かったんですよ。当時。坂井取締役とかも同い年なんですけどね。

それで、何か縁のようなものを感じて、「じゃあもうここにします!」と決めて。
他の保険代理店は、どこも話も聞かなかったんですけど(笑)。

Q)それは一社専属の保険会社はもういいかなと思っていたような時期だったということですか?

そうですね。
例えば、終身保険はこれがいいですよと一生懸命話す。
この終身保険が、「ほんまにこれか?」と思ってしまうと、頑張って売れないじゃないですか。これを。
でも、これしかないから。

別の会社にはこれもあって、こっちもあってと言われると、そっちがいいから売れているのか、もうわからへん。
この人は何で買うんやろみたいなことを考え始めたら、もう売られへんなと、ずっと思っていたんですね。

当時、支部の統廃合があったりして環境が変わり始めた時期でもあり、ちょうど辞めようと思ってた時にその知り合いの方に会って。
すぐ辞めました。次の月には辞めました。

Q)ということは、その保険会社が嫌だったというよりは、一社専属という形態が嫌だったと?

そうです。そうです。

Q)その時は、保険代理店という選択肢と、保険業界以外の選択肢はなかったんですか?

この業界を辞めようとかは思わなかったですね。
自由ですからね。
そこは魅力なので、この業界を辞める気はなかったですね。

Q)他の保険代理店を見る気もなかった?

そうですね。こういうところあるよ、ああいうところあるよという話も聞いたんですけど、でもまあ、どうかなーって。
でも、あれよあれよという間に、紹介してくれた方に会って、という流れです。

Q)とんとん拍子に決まるというのも、何かの導きでしょうか。

そうですね。
縁かな、とも思いますし。
世の中、自分がやろうと思ったことは、全部できるようになってるんだと思います。
そんな気がします。

Q)2016年5月入社で、今年初のMDRTという事ですが。

入社8年目でようやくですね。
前年の成績で決まるので、今年ファーストタイマーです。

Q)外資系の一社専属生命保険会社の方がMDRTをやるように言われそうですけど。

言われてましたけど、全然そんな気も無かったし(笑)。
だから、3年やれていたというのも、そういう事なんでしょうね。
居られないわけではないけど、すごい儲かった印象もない。

Gift Your Lifeに来てからも、MDRTの人たちって、よその惑星で宇宙人が戦ってるようなイメージだったんです。
遠いところの、スーパーマンがやるお仕事、みたいな。

実際、コロナになるくらいまで、なかなか大変で、給与補填もありましたし、今月どうする?みたいな。
それこそちょっとずつ何かを工夫しようと思って、トイレにカレンダーを貼って、AC書き込んでりとか。
1年やってみたけど効果無さそうで、じゃあ次違う事しようと。
そんなことを色々試してみたりしましたけどあんまりで、すごいドーンって来る月と、凪のような月もあるし。
しっくりくる方法無いなと思っていたところに、コロナになって、いよいよ大変だなと思って。

それでコロナが終わった頃に、1ポリシーのカウントが始まったので、とにかく毎週入れ続けようと決めて、連続挙績を始めたんです。

そこからですね。
ようやく成績が安定する、どうにかして、どっかからでも案件無くても力業で持ってくるとか、思ったことをできるようになってきたのは。
連続挙績をやるようになってからです。

2019年くらいからちょこちょこ、やめんと続けてこられてるということは、それなりにお客さんが少しずつ増えているからで。
自分でも気付かないうちに、少しずつ行くところが増えていたんでしょうね。

去年、そもそもMDRTに入っているとは思ってもいなかったんです。
よそ惑星の話だと思っていたので。

大阪支社の石橋さんに、出してみたほうがいいんじゃないですかって言われて。
「出すって何を出すん?」ってw
「いってんちゃいます?」って言われて。

それで取り寄せてみたら、、、
いってました、みたいな。

Q)気付かずにほかの惑星に足を踏み入れていたんですね。

そうなんです(笑)。
前職の一社専属時代の連れの彼、まだ所長やってるんですが、MDRT入ったことを伝えたらめちゃくちゃびっくりしてました。
「うそやん!」って。
「そんななるん?」って。
「なったみたいやわー」って(笑)。

Q)連続挙績をやると決めたことが大きな転換期だった?

そうですね。
今週ないけどいいか、とは一切思わなくなりました。
思考回路が変わったんだと思います。

売れへんで辞める人って、一か月のうちのどこかで数字をやったらいいと思ってるんです。
できひんから、そんなの。

今日、今から一件お預かりする、ということが出来ない人は、一か月で大きな一件なんてお預かりできない、という意味が、最近は分かるようになりました。
その辺の意識は変わったかなと。
仕事しようと思うようになりましたわ(笑)。

Q)連続挙績をやろうと思うようになった要因は、大阪支社の空気感によるものですか?

いやー、、、
実は僕、人知れず、入社当初は連続挙績、やってたんですよ。
一年間まるまるずっとやってたんですけど、当時は会社としてもカウントもないし、誰も何とも思っていないから、誰も知らない話ですけど。

そんなにやっても意味ないなと思って、辞めましたけど、やっぱり成績も安定せえへんし、やったらできるし、やっぱやった方がいいような気もするなと思っていたんですけどね。

そしてちょうど、会社として今週からカウントしますって言うから、じゃあやりますって。

僕、大規模に「これやります!」みたいのはあんまり好きじゃなくて。
張り切ってんなお前、ってなる感じが好きじゃなくて。
こっそりやってました。みたいな方がいいんです。
そんで、始めますってなったから、じゃあやりますって感じで。

やりますって言った以上は、辞めますって言えないなって。

Q)今も皆さん継続してますか?

今はもう降りれなくなってますよ。電車を。
電車を降りるのが怖くなってる(笑)。

でももう、一年くらい経ったくらいのところで、正直もうええやろってなってましたけどね。
50週くらいのところで、「もうええんちゃう?」「しんどいんちゃう?」みたいな。
いやーわかるよと。
その気持ちは分かります。
でもやっていたら、ずっと続きますからね。
ということで、まだまだ継続中です。

Q)損害保険の取り扱いが多いと伺いました。意識的に取り組まれているのですか?

そうですね。
会社で火災保険の取り組みが始まった時に、大阪支社のみんなで、少しでも良くしていこうという取り組みをやり始めて、やはり幅が出ましたね。
それまでというのが、生命保険の事しか考えていなかったので、損害保険の事を聞かれても、今ほど細かく出来ていなかったと思うんです。
だから、やってみて分かってくると、やっぱりちゃんとしようと思いましたし。

損害保険って、取り組んでいるみなさんはどない思てるか分からないですけど、ちゃんと説明を受けて加入している人ってほぼいないんじゃないかと思うんです。
例えば家を借りるときに、全員入るじゃないですか。不動産屋さんに言われて。
「これ、保険なんで入っておいてください」て。
細かく説明うけたことあります?
ほとんどないと思うんですよね。こんなことってダメやわと思って(笑)。
ちゃんと説明くらいしようって思うし、やっぱり説明したら入ってくれるし。

それにね、生命保険より全然紹介出ます。もう全然。
例えば、「医療保険入ってるんだけど、僕の医療保険これでええかどうか見てください」って相談なんて、こちらからアプローチしないとあんまり出てこない。
それが、「なんか、友達が火災保険更新みたいなんですけど、自動車保険更新だって言ってんですけど、良いかどうか一回見てあげてもらえます?」みたいな。

ちゃんと対応しておくと、結構紹介してくれるようになるので。
ほんとこの人たち、これまでちゃんと説明されて来なかったんだなって。
僕自身もそうでしたし。

生命保険の場合、ひっくり返すには、商品の優位性しかない。たぶん。
今入っているのよりも安くなるとか、いま入っている商品よりもお金が貯まるとか、今入っている商品よりも保障がよくなるとか。
でも損害保険の場合は、更新があるので必ず1年に一回、切り替えるタイミングが来るんですよ。
黙ってても来るんです。
そのタイミングで、たまたま僕が話を聞きに行ったら、「へぇ~、もっといいのあんで」って言ったらね、変えてくれるんですよ。

だからもう、活動量なんです。損保は。

Q)連続挙績をやると決める前と、決めた後ではどれくらい活動量は違うものですか?

明確に、週に一人会うか会わないかという時がありましたね。前は。

ここに(支社に)週二回来なければいけないから、来るんですけど。
既契約や新規含めて、特に誰かに会いに行こうみたいなことが無い週もあったり。
適当な事しか考えてなかったので、ほんまに誰にも会わないし、そもそも面談があるかどうか、というような週もありましたね。

だけど、無いですね今は。
絶対にないです。
そんなことしてたら、契約にならへんし。
用事なかっても電話しますし、知り合いの会社だったら勝手に行きますし。

Q)では、今は毎日誰かと会ってる?

そうですね。何も予定が無くても、電話だけはしようと思っています。

Q)前は、それが無かった日は何をしていたんですか?

何もしてないです。
テレビ見て、ワイドショー同じ話ばかりしてるなと思って(笑)。
ほんまに何もしなかったですね。

そんな日々だったんですけど、2年前の僕の誕生日の日にオープンするジムが家の近所にあって。
僕の誕生日にオープンするなんて、これは何かの縁や!と思って。
そこの会員になって、2年間行き続けてるんです。
基本は三日に一回、夜中だろうが朝だろうが、必ず行くと決めていて。
どうしてもいけない日は、次の日とかに行って調節するようにして。
これも行かなあかんってなると、強制的に家の外に出るようになるんですね。

商談していても、今日この後ジムに行かなきゃいけないと思うと、段取りよくやろうとなる(笑)。
ジム出勤が三日に一回くるので、ダラダラできないんですよね。
かつ、週に一回契約入れなあかんから。
やることが増えてくると、僕頑張れるタイプなんやなって思いました(笑)。

Q)なるほど、活動量アップのスイッチが入った感じですね。

それまでは、ほんまダラダラしてました。
何もない日は、お客さんに会いに行くとか、なんとなくフワッとしていたんですが、最近は、支社に来て設計したり、お昼は絶対電話しようとか、これをしようという事がはっきりしてきたと思います。

Q)うまくメリハリがつくようになった?

そうですね。

Q)無理をするわけではなく?

めちゃくちゃ自然体だと思います。
今は、業務提携に参加してないので。何一つ。
最近はあまり活動できていないですけど、火災保険リーズに少し参加するくらいで。

みなさんのような何か(業務提携)がないので、自分でがんばらなあかんのですけど、それがやっとできるようになったという事だと思います。

Q)今までの積み重ねが、ちゃんと積み重なって結果に出てきた?

そう信じたいですね。

Q)そうなると毎年連続MDRTも見えている?

まだまだがんばらないとダメですね(笑)。
まだまだ頑張らな毎週入れられへんし。

Q)降りられない電車でほかの惑星へ入りました。次はどこを目指しますか?

そうですね。
次どうしましょうかね。

辞める日は自分で決めたい。
もうでけへんなってなるのが、成績的なこととか、お金的なことじゃなくて、もう十分やったから、ということで辞めたい。
だから、もう給与補填が重なってトントンってされたり、もう行くとこないわってなって辞めたり。
そういう事ではない辞め方をしたいので。

業界として急にルールが変わって、今までだったら初年度の分たくさんもらえますよってなっていたのが無くなったりとか、そういう事になっても生きていけるように、お客さんを少しずつでも増やして頑張りたい。
だから損害保険をやるのもそこですよ。
お客さんが少しずつ増えて、毎年更新してくれる人を増やしていけば、必ず、何かしら得れるものがあるだろうし。

Q)やはり数字や手数料優先で考えると、生保中心になってしまうとも思うんですが。

それも分かる。
でもね、この仕事って、ほんとに、もし骨折して一か月休まなあかんとなったら、どうすんのやろって思うんです。
損害保険の積み上げでもうちょっといけば、家で365日寝てても給与補填にならへんようなところまで来てると思うんです。
それってすごい事やと思うんです。
だから、みんなももう少し、そういうのをがんばっても、出来る事が増えるんじゃないかなと思います。

Q)それが出来れば、自分の辞めるタイミングを決められますね。むしろ辞めなくていいですね。

そうなんですよ。
ほんまに、週に二回来なきゃいけないので、国内に住んでなあかんじゃないですか。
それが、海外に住みたいとなれば辞めなあかんかな(笑)。
TOTとか、COTとかも立派な目標だと思いますけど、僕としてはあまりピンと来ないというか。

2019年にハワイに行ったんです。遊びに。

そしたら世の中がコロナになって、次いつ行けるん?ってなって。
注射3回打たないと行けないってなってたんですが、2022年にも行ったんです。ハワイに。
その年は、向こうでPCR検査して、陰性じゃないと帰って来れない。
それでも行くしかないと思って。
そこまでして行ってみたら、ガラガラで。
全然人おらへんし、店閉まりまくってるんですよ。

こういう事があると、もう二度と、こういうところに来られへんようになることもあるんやなと思いましたね、ほんまに。
だからその時に、毎年ハワイに行こうと決めて。
それができるくらいは、頑張って稼ぎたいですね。

Q)ちなみに、辞める日を自分で決めるとして、辞めたら何をする予定ですか?

何にも考えてないです。
ハワイに移住したいですけどね。
知り合いでハワイに移住した人がいてて、飲食業界の時に知り合いで。
クラブのバーテンしてた時の先輩で、今ハワイにいる人がいて、めちゃくちゃ興味あります。
どうやって生きてんの?何してるん?って。
元々英語もしゃべれなかったけど、もう10年経つなって。

Q)クラブ?↓ クラブ?↑

音ガンガンなる方のクラブです。
もうなくなってしまったんですけど、アメ村のクラブでバーテンやってました。
そのクラブをプロデュースしていた会社が、他の飲食店もやっていて、そのつながりで他の店舗に行って、そのまま飲食業界に、という感じです。

Q)保険の営業の方って、変わった経歴の人が多いように思います。さらにGift Your Lifeでは、MDRTのファーストタイマーの方も多く、MDRT達成の要因として活動量について話す方も多いです。

そうですね。活動量は必要だと思います。
あとは、言い訳というか、ダメな理由を言わないという事ですね。

ダメな理由は絶対ありますから。
例えば、僕も最初に入った一社専属の生命の保険会社で、電話帳の人全員に電話しろって言われて、なんで?って思いましたし。
何で電話しなきゃいけないの?って。嫌でしたね(笑)。
でも、今の僕だったら、何で?とは言わずに全員に電話をしないでいい方法を考えますね。

電話帳に500件あったとしたら、300人には電話していいけど、200人には掛けたくない。
この200人にかけたくないのであれば、この200人に掛けない方法を考えるのではなくて、この200人の代わりになる人を探す方法を考えますね。

よく言われるんです。
「自己マーケットでどうやってお客さん見つけるんですか?」って。
電話し続けるしかないし、知り合いに、誰かおれへん?って聞き続けるしかない。

そしたら、知り合いはいませんとか、掛ける人いませんとか、さらっとそういうことを言う人多いですよね。
無理です、ダメです、って。

結局うまい事いかないし、近道なんかなかったです。
言い続けるしかないし、電話し続けるしかない。
今まで電話した人でも、久々に電話してみようかなって。

Q)MDRTを目指している人に、一言お願いします。

まずはやってみることかなと。やった方がいい。

昔ね、何年くらい前かな。
豊福社長がポルシェ乗ってたことがあるって話をしたことがあって、どうですか?って聞いたことがあって。
そうしたら「乗ったら分かりますよ」みたいなことを言われていて、そういう事なんだと思います。
やらないと分からない。

一社専属の生命保険会社にいるときは、月に100万も200万も給料があるなんて考えたこともないんですけど、一回できるようになったら、たぶんもう一回できるし、何回でも出来るようになるんですよね。
MDRTを目指すというのは、人によってそれぞれ違う事なんでしょうけど、僕は他の惑星の話だと思っていたものが、自分にもできるって気付いた時に、その、すごい超人の仕事だと思っていたことが、自分にも出来ていて。
ということは、誰にでもできるし、もっと違う形でこれを達成する方法もあるやろなって。

考えの幅も広がるし、なんか、すごい儲かっているわけではないんですけど、頑張って結果を出したい人は、そういう一つ、世の中の人が定めている目標のようなものをクリアする事って、結構大事なんじゃないかと思っていて。
以前はコンベンションとかがあったんですが、今はもう無くなってしまったので、社外的に認められる客観的な基準って、恐らく今はMDRTくらいかなと思うんです。

それを、クリア出来たら、自分が思っていることって、きっとできるようになるし、思っているほどしんどい事でもないし、これをマーケティングじゃないですけど、逆算していく。
仮にあと800万作らなあかんってなったら、800万って一か月でいくらで、週でいったらいくらで、構成としては医療保険なのか、ガン保険なのか、養老保険なのか変額保険なのか、分解したらもうちょっとちゃんとできるんですよね。
急に800万って言うから無理なんですよ。
目標を砕いて日々の活動に落とし込んでいけば、持って歩くパンフレットが変わるんです。
売れる人は、何かのタイミングで差し込んだろと思うものを持っている事が多いんですよね。
そういう差があるから。売れてる人と売れていない人。

だから、MDRTをやるかどうかは別として、やっぱり社会の人に認められる基準はクリアするという経験は、絶対あった方がいいし、今はそれがMDRTくらいしかないなのかなと。
僕は、目指すとかは一切考えていなかったけど、一度やってみたら、去年できてたのに、今年できなかったらどんくさいなと思うので、毎年続けられるように頑張りたいですね。

Q)降りれない電車が増えた感じですね。

そうですね。どうしよ。。。
でも、そういう風に考えられる、選べるようになってきました。
降りることも、降りないことも選べる。

でも、やったことない、辿り着いていないうちは、何も選べなくて、なるしかなくて。
どんなことでもそうですけど、一段上がると、選択肢は絶対増えるので、みなさん目指された方が、より色んなことを自分で決められるようになるから、良いんじゃないかなと。