胸を張って「あなたのお陰でMDRTになりました」とお伝えしています。/ 福岡支社 井上 隆登

初めてMDRTを達成したのはいつですか?

2022年に初めて登録になったので、2021年の成績です。
Gift Your Lifeに入社したのが2020年の10月なので、1年目の成績でMDRT達成できました。

それは、この仕事を始めて何年目の時ですか?

3年目だったと思います。
Gift Your Lifeに入社する前は、外資系保険会社に2年ちょっとくらいいました。

保険業界に入る前はどのような職に就いていたのでしょうか?

福祉業界にいました。
新卒で入った訪問介護の会社で10年以上、現場で介護したり、お話したり(笑)。
人と接することはもともと好きだったので。

福祉業界は独特なところがあって、今やっているような営業活動とは全く無縁の業界なんです。
お客さまからの問い合わせがバンバンかかってくるので、お客さまがいない、問い合わせが無いという事が無くて、わざわざこちらから営業するどころか、むしろ断ることも珍しくないのです。
すみません、行けません、って。

だから、保険業界に入った当初は、本当に苦労しました。
こちらから電話をして、アポイントをとって、というような事は、それまで1度もやったことなかったので。

保険業界に入ったキッカケは何だったのでしょうか?

こういう面白い業界があるから、一緒に働いてみないかという、よくありがちな外資系のリクルートを受けたのがきっかけでした。
「外資系金融機関」とか言われて、かっこいいなと思ってしまったんですよね(笑)。
その先輩がいた福岡の営業所というのが、全国で1位の営業所だったんです。
日本一の営業所と言われて、スーパー営業マンがたくさんいて、所長のマネジメントもすごいんだろうなと思い、どうせ働くのなら日本一の営業所で働きたいなと思ったのです。

でも最初に会った時に、その月の給料を聞かされて、詐欺の人だと思ったんです(笑)。
それまでの価値観がひっくり返るくらい、あまりに非現実的な数字だったので。
そんなのあるわけないやんと思ってですね(笑)。

後日、リクルートする人に対してのガイダンスというのがあって、そこでの説明や実際の先輩の給与明細を見せてもらって、それでやっと本当なんだと思えるようになりました。
詐欺ではなかったです(笑)。
それで、週に2件ずつ契約をお預かりしていったら、子供たちに好きなだけおいしいご飯を食べさせてあげられるよという甘い響きにも後押しされて、それだったら自分にもできるかもしれないと思ってしまったのがこの業界に入ったキッカケです。

保険会社に入ったときから代理店を意識していたのでしょうか?

正直、全然売れていなくて、いつ辞めようかとずっと考えていました。
保険代理店に行くとか以前の問題で、この業界では食べていけないなと思って、一度辞表も出してるんです。
本当に売れなくて。

本当に辛くて、奥さんに相談したら、辞めていいよと言ってくれたので、やったー!と思って、次の日に辞表を持っていって「辞めさせてほしい」と言ったんです。
だけど、その時の所長から、「お前は何のためにこの業界に入ってきたんだ」と。
「”自分を変えたい” とか ”家族を幸せにしたい” とか ”収入を上げて子供たちにおいしいものを食べさせてあげたい” とか色んな想いがあってきたけど、何一つ達成せずに辞める。辞めてもらっても構わないけど、家族はそれで本当に受け入れてくれているのか家に帰って聞いて来い」と言われて。
今すぐ辞めたいのに、正直めんどくさいなと思いましたね(笑)。

前日に奥さんから、辞めていいって言われてるじゃないですか。
だから、「こんな感じで辞めさせてくれんのやけど」と話したんです。
そうしたら奥さんに、「本心は辞めてほしくない」と言われました。
「ただ、本当に毎日つらそうな顔で帰ってきて、死にそうな顔でやっているから、続けてくれとか、頑張ってくれとか、とてもじゃないけど言えんかった」って言われて。

それを言われた時に、なんて自分はおろかなんだと気付かされました。
自分の事しか考えてなくて。自分が楽になりたいからって。

だったらあと一か月がんばってみようと思いました。
そして、その間に契約が1件でもお預かりできたら、もう一か月頑張ってみようという方針を立てたんです。
そうしたら、1件お預かりできたんですよ!
だから、もう一か月続けなくちゃいけないじゃないですか。
「えー」と思ったんですけど(笑)、じゃあもう一か月やろうと思って。
そうしたら、また1件お預かりできて(笑)

そうするとそこから、少しずつ売り上げが上がっていって、金銀銅とある新人賞のブロンズにギリギリ食い込んだんです。
それで、気付いちゃったんです。あれ?と。
辞める予定だったのに、ギリギリ食べていけているなと。

辞める理由がなくなってきてますね。

辞める理由がなくなってきたんですよ(笑)。
徐々にですけど、売り上げも上がっていって。
それくらいから、保険代理店の話とかを聞くようになったり、一度どこかの所長からもリクルートの話があったりもしました。
その時はまだ辞めるというつもりはなくて、今の営業所でキャリアを積んでいって、いずれ保険代理店に移ることも考えられたらいいな、くらいのフワっとした感じだったんです。

少し前だったら本当に信じられない状況ですよね。
退職願を持って行ったときに引き留めてくださった所長と先輩方、それにいつも背中を押してくれる奥さんのお陰で仕事を続けていられるし、色々好転していっていることを考えると、感謝しかありません。

ただ、ちょうどその時期にコロナ禍に突入してしまって、何もできることが無くて、暇すぎて、そういうことばかり考えていたら、保険代理店に行きたくて仕方なくなってしまったんですよね(笑)。

普段から数字の管理はされていたんですけど、コンプライアンス的にも厳しく、営業活動も厳しく管理されていて、コロナ禍になったことでお客さまに会ってはいけない期間が3~4か月ありました。
電話しかできない。
そうすると、ずっと家にいなくてはいけなくて。
そうなると、色々余計なことを考えてしまって(笑)。

そういう時期に、保険代理店の人たちはすごく活動していたんです。
人と会えなくても、オンライン商談とかやっていて。
Gift Your Lifeもそうだったと思うんですけど、人に会えないとか関係ないよという感じで攻めていたんです。

自分の中ではまだまだ先の話のつもりだったのですが、何もできない時期が長くて、ウズウズしてしまって。
それで、転職を決心をしました。
ただ、保険業界でやっと食べれるようになったくらいの段階だったので、全くやっていける自信は無くて。
もし食べれなかったら業界を去ろうと思って、本当に決死の覚悟で動きました。

「覚悟を持って」という転職だったんですね。奥様の反応は?

何も(笑)。
好きにすればという感じでした。
福祉業界から保険業界に移るときが、34歳くらいで、当時子供が2人いたんです。
それで未経験の業界に行くと言った時も、普通だったら、旦那の年収が下がったらとか、うまくいかなかったらとか悩んだり、反対したりすると思うんですが、一切反対とかはなくて、「やったらいいやん」みたいな感じで言われて、逆に僕が怖じ気付いたんですよね(笑)。
僕が稼げなかったら自分が稼げばいいという考えで、僕のことをアテにしていないというか、そういう自立した女性なのでたくましいです。

奥様からすると、子供が3人のパターンですね。

Gift Your Lifeに入ってから子供が一人増えたので、子供3人+大きい赤ちゃん1人のパターンですね(笑)。

そこからGift Your Lifeに入社するキッカケは何だったのでしょうか?

キッカケは先輩で、決め手は山﨑支社長でした。
一社専属の保険会社時代の先輩が先にGift Your Lifeに来ていて、山﨑支社長がすごくいい人だから一回会ってみないかと言われて。
その時はすでに保険代理店を探していて、他の保険代理店でも話を聞いていて、だいたい手数料とか、こんないい事があるよとか、良い話ばかりだったんです。
でも山﨑支社長はあまりそういう話がなくて、保険の使命感や、自分がなぜこういう仕事をしているのかなど、情熱的な熱いところを語られて。
僕がいた営業所もそういう雰囲気で、僕もそういうのが好きなんですよね。
それで、他のマネージャーの人たちとは違うなと思って、何度かお会いさせていただき、この人と仕事が出来たら自分はもっと成長できると思ったのです。

Gift Your Lifeに入って1年目でMDRT達成ですが、最初から目指していたのでしょうか?

そうですね。それはもう、必達目標として入ったので。
一社専属の保険会社の時は日本一の営業所だったので、MDRTの方も何人もいて、MDRTは自動車免許みたいなものだから、持っていなかったらまず保険を売る資格はないとか言われてですね。。。
でも自分にとっては、そんなのは夢のまた夢で、明日ご飯を食べていける数字も無いような状態だったから、MDRT達成なんて頭にも浮かばなかったけど、MDRTになりたいと言わないと怒られるので、1mmも思っていなくても目標に書いてたんですよ「MDRTになりたい」って。
草野球やってるのに、メジャーリーガー目指せみたいな感じでした。
一社専属の保険会社でやっている間は達成できませんでしたが、保険代理店に移るからには、初年度に絶対にMDRTなってやろうという決意を持って転職をしました。

1年目の売り上げはどのような構成でしょうか?

1年目はほぼ自己マーケットだったと思います。
入社半年くらいから、会社の業務提携とかもやらせてもらえるようになったのですが、すぐには成果を出せなかったので。
でもそれまでの自分のコネクションだけではすぐに行き先が無くなってしまうので、業務提携をやらせていただいたんですが、あまり自分には合わなかったんですよね。
もともとコンサルティング的なスタイルでやっていたので、スタイルが違ったというか。
それでちょうどその時に、森本部長のセミナー新人研修がやっていたので受けてみようと。
やれるか分からないけど、受けるだけ受けてみて、セミナー講師になれたらめっちゃいいやんって(笑)。

それで2年目もMDRT達成でしょうか?

そうですね。
2年目は自己マーケットとセミナーの両輪でした。売り上げ構成的にも、ちょうど半々くらいだったと思います。
保険業界に入ってから、これまで前年度の売上を下回ったことは一度もないんです。
急激に跳ね上がるという事もないんですけど。
セミナーなどの業務提携が無かったら、MDRTも達成できなかったし、記録も途絶えていたので、今の環境には本当に感謝しています。

入社前に今の状況はイメージできていましたか?

全く想像もできなかったですね。
まず入社するときに、自分がセミナー講師になるなんて1㎜も考えていなかったので。
色々な案件があるよという事は聞いていました。だから行先に困ることはないよと。
ただ、実際に業務提携の案件をやってみたら、正直、自分がイメージしていたものとは違っていて、自分には合いませんでした。

ただ、その時に別の選択肢があるというのは、Gift Your Lifeの大きな強みだと思いましたね。
お世話になっている先輩が教えてくださった事の中に、色んなチャネルを持っておけ、自己マーケットもそうだし、自分だけが強みを出せるコミュニティだったり、キーマンを捕まえておくことなど、色々なラインがあって、その時々に力を入れられるものを選べるようにしておくといいという事がありました。
それができる環境がGift Your Lifeにはあって、誰にでも活用できるチャンスがあるというのは、本当にありがたいと思っています。
もし、取り組んだものが上手くいかなかったとしても、次があると思えることが重要だと思っています。売上とは別に。
精神的に安定できるので。
たとえそれが成約にならなかったとしても、お話しさせてもらえるお客さまがいる、アポイントやスケジュールが埋まっているということが僕にとっては、とても大事な精神安定剤になっています。
たとえ見込みが薄かったとしても、今のGift Your Lifeという環境では、それが埋められる。
もっと言うと、これ行きたい、これ行きたくないと選り好みせずに、数をこなしていけば精度も上がっていくと思いますし、自分が得意な新たな分野も見つかってくると思うんです。
僕は合わない提携もありましたけど、結果的にセミナー事業と出会えて、まだまだ成長段階ですが、少しずつ力をつけていけているなという実感があります。

セミナー講師の立場というのは合っていると思いますか?

たぶんですね、僕は性格的に、人前でしゃべるとかはめちゃくちゃ苦手なんですよ。
クローズドのところで1対1だったら大丈夫なのですが、人前に出るというのが苦手で、めちゃくちゃ緊張するし、嫌なんですよね(笑)。
嫌だけど、そういうことが出来る人というのが自分とは違う ”理想の人” なんです。
人前に立って、お話して、みんなが「おー」ってなったり、感動させられたりする人は、今の自分ではない、”なりたい自分” なんです。
だから、そこに向かって頑張ってやっているという感じです。

だから、どちらかというと性格的には向いていないかもしれないけれど、頑張ったら何となく近づいていけるのではないかという感覚が自分の中にあって。
本当の自分ではないけれど、”なりたい自分” を演じるということを、今頑張ってやっています。

セミナー事業部の森本部長とかは、キャラも立っているし、人前で話すとかが大好きというのがあると思うんですが、セミナー事業部にはロジックで攻めるタイプとか色々なタイプの方がいて、自分も必ずしも誰かと同じようになる必要はないし、自分だけのキャラクターでやれたらいいのかなと思っています。
それを受け入れてくれるお客さまと多く出会えたら幸せですね。

MDRTを達成する前と後、変わったことはありますか?

保険業界に入ったばかりの頃より、明らかに自信がついたと思います。

一社専属の保険会社時代に、10段階評価で何項目も埋めていく自己評価のワークがあって、その営業所内で、自分が一番自己評価が低かったんです。
自分に自信もないし、自己肯定感がめちゃくちゃ低くて。
自分が思っている評価と、周りが思っている評価って全然違っていてびっくりしました。
もちろん自分の本心で書いていたんですけど、周りから、おかしいやろって、そんなわけないってめちゃくちゃ言われたんですよ。
新人賞も取ってるし、それなりに今頑張れてるし。
そんなこと言われたって、自分がこう思ってるんだから、そもそも自信が無いから、そんなこと言われても知らんしって(笑)
でもその時に、自己評価が低いというのは、これは性格的なものとか今までの環境とか色々あると思うんですけど、それでも自分を信じてお客さまになってくれた人に対して、すごく失礼だなとも思ったんです。
それであれば、自信をつけて、あなたのお陰で今こんなに頑張れていますよと言えるようになりたいと思ったんです。
「これだけ成長できましたよ」と言えるようにならなければいけないと思ったし、その一つのゴールとしてMDRTというのがあるなと。
「あなたのお陰で名刺にこれを入れられるようになりました」と言えるようになりたいなと。

そこからMDRT達成に向けて取り組んだことは何かありますか?

覚悟を持って取り組んだという事もありますが、先ほども言ったように、一社専属の保険会社時代に目標を書き出すというのがあって、そこにMDRTになるというのは書いたのは、今になれば大きかったように思います。
それ以外にもベンツのゲレンデを買いたい、家族をディズニーランドへ連れていきたい、家が欲しいなども書いていました。
書かないと怒られるので書いていました(笑)。
どれも手が届くなんて全く思っていなかったんですが、低い目標にすると、「何ねこの目標は」って怒られるので、怒られないようにいい感じの目標を書いていたんです。
そうしたら、一社専属の保険会社時代にはディズニーランド、Gift Your Lifeに入ってから車の購入とMDRTが達成できました。

そういうことを達成していく度に、自分の中で少しずつ自信という鎧を身に付けていけているのかなと思います。
頭に描いたものは、結果的に達成できているし、恐らく自分の中でよほど変な目標ではない限り、書き出せば達成できるのかなという自信もつきました。
まだ家は買えていないですが、今年中には買いたいなと思っています。

今後の目標を教えてください。

COTです。あとは船舶免許も取りたいなと。
趣味で釣りをするんですが、自分で船を出せるようになったら良いなと思いまして。

COT達成はもちろん難しいとは思うのですが、名刺にCOTのロゴを入れてお客さまのところへあいさつに行きたいですね。
MDRTの時ももちろん行きました。
めちゃくちゃ喜んでくれましたよ。「すごいね」って。
「○○さんのお陰でMDRTになれました。ありがとうございます」って伝えました。
恥ずかしいし、自慢のような感じになってしまうけど、でも本心だったから。
応援してくれるお客さまも喜んでくれて、じゃあまた紹介するねって言ってくれました。


嫌な気はしないと思うんですよね。
自分の担当が出世、成長していくのを見るのは。育成ゲームじゃないですけど。
だからちゃんと、今自分はこうですよと伝えるようにしてます。

書き出した夢の実現と、「○○さんのお陰でCOTになれました」を伝えられるように邁進していきます。

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