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キャッシングの豆知識

督促の対処ってどうすればいいの?

返済は待ってくれないのが基本

収入減や突然の出費などで
消費者金融に返済する
お金が足りないことがあるでしょう。

次に支払えるのは「来月の給料日」なんて
業者が応じてくれるかどうか?

基本的に消費者金融は
いきなり「1ヶ月」も待ってくれません。

というより電話督促などで
「1ヶ月待ってくれ」
と懇願したところで
「それは無理ですね」
と言われるのがオチでしょう。

返済を待てないのは上司に命令されているから

業者側としては
顧客が確実に返済日に支払いを
してくれるのがベストと考えます。

万が一返済に遅れたとしても、
あなたは利息という収益を上げてくれる
「大切なお客」な訳ですから
遅れの連絡は受け入れざるをえません。

しかし、回収担当者は
「いつなら支払えますか?」
「今日中に返済してくれないと困ります」
などと必死に問います。

これは単に
顧客にプレッシャーを与えている
だけであって
お金がないお客に払えと
強要したとことろで
無理なのはわかっているのです。

無理なのがわかってながらも
回収担当者は上司に回収実績を
上げるように命じられているから
必死になるのです。

返済を待てないののでなく、督促し続けるが正解

回収担当者が返済が待てない
と言っても、
あなたがお金がなければ
待つ以外に方法はないのは
先に述べました。

じゃあ「待てないって何よ?」
ってことになりますが
業者があなたに対して
「払ってもらえるまで督促し続けます」
という意思表示をしたまでのことです。

×待てない
○払えるまで督促する

電話督促「今忙しい」「明日電話して」などはNG

支払いが遅れている顧客に対して
業者は電話や手紙で督促を行うのですが、
債務者は「今忙しい」など言って
業者と取り合おうとしない場合があります。

支払いが遅れるということは
当然に契約違反で債務不履行です。

「約束を守らない」

「遅れても連絡しない」

「業者が電話しても取り合わない」
というのは社会人として
絶対にダメな行為は理解できますよね?

回収担当者の対応は厳しい

初期延滞(延滞発生から1週間くらいまで)の
電話督促が気持ちが悪いほど丁寧極まりません。
契約したときくらいの優しい対応です。

だから「まだ遅れても大丈夫だな」と
思ってしまうのも無理はありません。

しかし、この時点で適当な
入金の約束をしてしまい
不履行(払わない)すると
担当者の対応は厳しくなってくるのです。

曖昧に「は?約束してましたっけ?」
など言ってしまうと
担当者はキレそうになります。

他にも「忘れてました」
と対応しても
「支払の約束をしたのですから忘れられたら困ります」
など厳しく怒られます。

こういうときは
「約束を守れず申し訳ありません」
と謝ってから
次回確実に支払える約束をしましょう。

事前に連絡、こちらから早めに連絡することが基本

返済日前に支払いが遅れることが
わかっている場合は、その日に
業者に遅れる連絡をすることが肝心です。

もし無連絡で遅れた場合は
回収担当者に何を言われるか
怖いという心理的な面から、
より連絡できなくなってしまいます。

もちろん社会的にも
約束を守れない場合は
事前に連絡するはずです。

心配しなくても
連絡をしてくれる顧客に対しては
業者はそう手厳しいことは
言いませんのでご安心を。

というより応対はかなり良いものです。
理由は簡単で
督促する手間が省けますし、
連絡してくる顧客は
誠実という風に見るからです。

1ヶ月以内の返済引き延ばしは十分に可能

今月の返済が厳しく
来月まで待ってもらいたい場合は
正直厳しいです。

7~10日間程度の引き延ばしは
比較的簡単に待ってもらえるでしょう。

ただし、いきなり
「10日間待ってください」
など理由も言わず連絡しても待ってくれません。

10日間返済できない理由と
10日後になぜ支払えるかの
具体的な根拠を申し出ればベストです。

業者によっては根拠を言わなくても
待ってくれるくれるところもありますが、
基本的に根拠を言ったほうが
スムーズに連絡できるでしょう。

引き延ばしの基本は定期的な連絡

では10日後に返済すると言っても
「いや2日後には払ってもらわなければ困りますね」
と言われたと仮定しましょう。

あなたは2日後に払わなければ
マズいと思いますが
絶対に支払約束をしてはいけません。
なぜなら10日後にしか支払えないのですから
2日後に払う約束をしても
不履行になるのは目に見えています。

そうなれば回収担当者も怒るでしょう。
だから
「最悪10日後になりますが、それまでに努力してなるべく早めに返済したいので友人に相談してみます」
などと言いましょう。
担当者はその一言で
対応は変わってくるものかと思います。

担当者が「2日後に連絡下さい」
と言えば必ず電話連絡して下さい。
これは電話連絡という面倒なことを
させることで債務者にプレッシャーをかけ
支払いを促すためのものです。

ですので単に2日後に連絡して
「友人と相談しましたがダメでした」
と言って努力していることを言います。
あとは繰り返しで10日後まで引き延ばしましょう。

秘策利息返し

どうしても約定返済額(決められた最低返済額)
が用意できない、
業者に連絡するのが怖い。
こんな方もおられるでしょう。
例えば
・金利が29.2%
・50万円の借入
をしている場合の約定返済額を2万円とします。
内枠は下記となります。

20,000円(返済額) = 8,000円(元金) + 12,000円(利息)

この返済で業者の利益は
12,000円(利息)となります。

業者の本音は
この利息が回収出来れば
事実上文句は言いません。

つまり、この場合だと
12,000円をATMなどで
入金すれば問題なし
ということなるのです。

「えっ?8,000円足りない?」
と思われるでしょうが
これは正常な入金となります。

つまりこれで
来月まで返済しなくても構いません。

利息も払わず1ヶ月以上待ってもらえる方法はある?!

基本的に1ヶ月以上の
返済は待てないのは先に述べましたが
ポイントを押さえれば
可能な場合もあります。

まず把握しなければならないことは
「いつ支払えるか」
ということです。

曖昧ではなく
何月何日に払えると確定する
ことが重要です。

そして払える根拠、
なぜ支払えないかの理由も
明確にする必要があります。

これを持ってしても
1ヶ月の引き延ばしは無理でしょう。

そこであなたの家計状況を
具体的に述べるのです。

今現在は厳しい状況だが
来月は見通しがつくという
家計状況を説明できればベストです。

ここで回収担当者が
取り合ってくれなければ
支店に足を運んで
相談するしかありません。

一にも二にも粘り強く交渉する
というのが大きなポイントです。

もう払えない…

3ヶ月以上延滞すると
業者は信用情報機関に「延滞」と
事故情報として登録します。

つまりブラックといことです。

これで他社の借入は
絶望的になるということなります。

さすがに3ヶ月も延滞すれば
残一括請求は行われているかと思いますが
支払える人はいないでしょう。

そのまま放置すると
裁判所からの支払督促
というものが届きます。

この封書の中に
異議申し立てが出来る書類がありますので
必ず異議申し立てを行ってください。

こうなると正式裁判に移行するのですが、
異議申し立てをしておくと
裁判時に和解に持っていくことと
強制執行をされないという
2つのメリットがあります。

和解になると
今までどおりに毎月返済していく
というプランになります。

このように放置することも
借金整理になりますが、
この状況になるまでに
精神的に厳しい状況になりますので、
「任意整理」
「特定調停」
「個人再生」
「自己破産」
などの法的整理を行うのが
生活再建に向けてベストだと考えます。