極度額と限度額の違いは何?
融資限度額と極度額(契約限度額)の違い
消費者金融で融資を受けるための契約をします。
契約書を受けとったと思います。
その契約書の内容の中に
「借入限度額」
という項目があります。
これは今の段階で借りられる
最大の金額のことです。
さらに
「借入極度額」
または
「契約限度額」
という
項目もあるかと思います。
- 「借入限度額」は少ない金額
- 「借入極度額」は多めの金額
極度額とは上限(MAX)として
仮に決めておくという感じです。
「この金額まで貸せるんだけどねぇ」
と若干渋ってる段階と考えて下さい。
例えば50万円の極度額契約を結び
借入限度額が20万円としましょう。
この20万円を50万円に増額して
借入したい場合に
契約書の書き換えをせずに
すぐに50万円までの
融資限度額に設定できるのです。
(あ、もちろん審査はあります)
大抵は最大枠が極度額となる
こういった極度額契約は1~50万円までの限度額を
設定している業者ならば
「50万円」となる場合が大半です。
理由は簡単で業者は貸付をして
利益を得るわけですので、
出来るだけ多く貸付したいのが本音です。
例えば20万円が極度及び融資額に
設定していると仮定しましょう。
20万円を増額して30万円にする場合に
顧客はわざわざ店頭に出向いて
契約書を書き換えしなければなりません。
顧客は面倒なことを嫌いますから
業者はなかなか貸付できません。
客足が遠のくわけですから
営業的にデメリットなわけなのです。
だから最初から極度額を50万円と
しておくことで電話営業などで
枠を上げて契約書の書き換え無く
貸付することができるのです。
2017年1月現在では
限度額の多い業者、800万円とか
すごく高いので、
そこまで高くの極度額は設定されません。
増額できるとは限らない
融資限度額が20万円で極度額が50万円といっても
必ずしも増額できるとは限りません。
極度額設定はあくまでも業者側の
便宜上のものということになります。
顧客の与信額については
現在の融資限度額ということになります。
つまり極度額とは顧客にとって
見えなくても良いとされる項目
とも言えるでしょう。
増額については
「融資はいくらくらい可能?」
をご覧下さい。