属性とは年収や勤務年数のこと
消費者金融などでは審査するために申込者本人の個人情報を材料とします。氏名や住所はもちろんのこと職種や業種、年収などの勤務先に関する事項や保険証の種別、住居の種類や居住年数なども聞きます。これらのことをひっくるめて属性といいます。
属性が高いと融資額が多い
属性が高ければ多く融資されるということは聞いたことはありませんか?属性が高い状態というのは様々ですが例をあげるとすれば年収が300万円の人よりも年収600万円の人の方が属性が高いとされますし、勤務年数が1年の人よりも10年の方が属性が高いです。「年収が多い=勤務年数が長い=高属性」ということは簡単に理解できます。他にも保険種別によっても属性が変わります。社会保険はサラリーマンというのが一目瞭然ですので高い属性といえます。「組合保険=社会保険<国民健康保険」という感じでしょうか。組合保険は勤務年数が長ければ社会保険を上回る高い属性となります。
年収、勤務年数、保険種別による属性の比較
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年収 |
勤務年数 |
保険種別 |
属性 |
Aさん |
400万円 |
5年 |
社会保険 |
◎ |
Bさん |
600万円 |
1年 |
国民保険 |
△ |
Cさん |
700万円 |
10年 |
組合保険 |
◎ |
Dさん |
120万円 |
2年 |
国民保険 |
× |
他社での利用状況
消費者金融などで申込む場合に他社での利用状況などの情報が必要です。主に他社件数と他社残高です。仮に他社で100万円借入がある人と他社で50万円借入している人はどちらが属性が高いでしょうか?これだけの情報を見れば借入の少ない50万円の人の方が属性は高いといえます。ただし他社で50万円の人は3件利用していて、100万円の人は2件だった場合は後者の方が属性が高いとされています。
他社件数は他社残高よりも重視される
先ほど述べたように他社残高が多いのに件数が少ない方が高属性といいました。これには理由があります。まず他社も同じように審査をしてお金を貸しています。貸しているお金が多ければ多いほど、その業者はその人の属性が良いと判断していると推察できるのです。逆に他社件数が多いのに残高が少ない方は属性が低いとされるのです。つまり他社残高よりも件数が重視されるといって過言ではないでしょう。
他社件数と残高による属性の比較
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他社残高 |
他社件数 |
1件当りの平均 |
属性 |
Aさん |
100万円 |
2件 |
50万円 |
○ |
Bさん |
200万円 |
5件 |
40万円 |
△ |
Cさん |
200万円 |
3件 |
66万円 |
◎ |
Dさん |
70万円 |
4件 |
17万円 |
× |
属性が高いということは返済をしっかりする
業者は高い属性の人にお金を多く貸すことはわかったかと思いますが、なぜかと申上げますと返済をしっかりしてくれると思うからです。年収が多い人はお金に余裕があると見ますので返済してくれそうなのはわかりますよね?勤務年数が長い人はそれだけ、しっかり仕事をしてますので返済もしっかりしそうですよね?しかも勤務年数が長いということは、ポストも高いでしょうし安定した収入が望むことができます。つまり返済に余裕が持てると推察されますので、多くの融資が可能となります。