家賃のクレジットカード決済利用可能の物件はある?メリットと注意点
クレジットカードでのショッピングは、ポイントが貯まり非常にお得です。
もしも、毎月の家賃をクレジットカードで支払うことができたら、たくさんポイントを貯められます。
ですが実際に、家賃の支払いをクレジットカードで決済できる物件はあるのでしょうか。
結論からいうと、クレジットカード決済利用可能の物件は、少数ですが存在します。
そこで今回は、家賃をクレジットカードで支払うメリット・デメリットや注意すべきポイントをご紹介していきます。
これから引っ越しを検討されている方、今まさに物件を見ている方は必見です。
目次
家賃のクレジットカード支払いに対応している物件はある?
クレジットカードによる家賃支払いは、すべての不動産会社が対応しているわけではありません。
不動産会社によっては、一部物件を対象に家賃支払いの方法としてクレジットカード決済を採用しています。
例えば、クレジットカード決済に対応している不動産会社としては、以下のような会社があげられます。
- 大東建託(いい部屋ネット)
- アパマンショップ
先ほども言ったように、全ての物件がクレジットカード決済に対応しているわけではありません。
家賃支払いのルールに関しては、多くの場合、賃貸管理会社や大家が決めるケースがほとんどです。
つまり大東建託やアパマンショップが賃貸管理をしている物件であれば、クレジットカード決済の対象となります。
初期費用をクレジットカード決済にできる不動産会社は多い
毎月、支払う必要のある家賃に対して、クレジットカード決済が利用可能の不動産会社は少ない傾向にあります。
しかしキャッシュレス決済の普及に伴い、徐々に対応可能の不動産会社が増えつつあるという現状です。
とはいえ初期費用の支払いに関しては、クレジットカード決済に対応している不動産会社も存在します。
家賃のクレジットカード決済が難しくても、せめて初期費用だけでも対応可能なのか確認してみることをおすすめします。
特定のクレジットカードなら家賃の支払いに対応している
クレジットカードによっては、家賃の支払いに使えるカードがあります。
例えば、以下のようなクレジットカードは、特定の不動産会社のみクレジットカード決済に使えます。
不動産会社 | クレジットカード |
---|---|
レオパレス21 | JALカード |
ミニミニ | ミニテックカード(オリコカード) |
対応している不動産会社が限られますが、クレジットカードでの家賃支払いに対応しているカードを持つことも検討するとよいでしょう。
ポイントカードと提携している不動産会社が増えている
クレジットカード以外では、ポイントカードと提携している不動産会社が増えています。
この場合、ポイントが貯まるのは家賃の支払いに対してではありません。
賃貸契約成約や仲介手数料に応じて、ポイント付与されることが多いです。
例えば、ポイントカードと提携している不動産会社としては、以下のようなところがあげられます。
不動産会社 | ポイントカード |
---|---|
レオパレス21など | dポイント |
アパマンショップなど | Pontaポイント |
Century21など | 楽天ポイント |
楽天カードを持っている方なら、共通の楽天ポイントが貯まるCentury21がおすすめです。
上記のように、不動産会社が提携している共通ポイントカードは何かも確認してみるとよいでしょう。
家賃をクレジットカードで支払うメリットは?
家賃をクレジットカードで払うことには、いくつかメリットがあります。
一番のメリットとしては、「ポイントやマイルが貯まる」といったものがあります。
この他にも、クレジットカード決済にすることで信用力を高めることもメリットと言えるでしょう。
ここからは、家賃をクレジットカードで支払うメリットについて解説していきます。
主なメリットとしては、以下になります。
- ポイントやマイルが貯まる
- 信用力が高まる
- お金の管理が楽になる
- 口座引落よりも手数料分お得になる
- 口座振込の手間がかからない
ポイントやマイルが貯まる
クレジットカードのメリットとしては、やはりポイントやマイルが貯まる点です。
クレジットカードで決済をするごとに、ポイントが貯まります。
貯まったポイントは、ショッピング時の割引などに利用できます。
クレジットカードによって、ポイント還元率が異なります。
たくさんポイントを貯めたい方は、ポイント還元率の高いクレジットカードを選びましょう。
高還元のクレジットカードを知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
>>クレジットカード還元率を選ぼう!人気の高還元クレカはどれ?
信用力が高まる
クレジットカードを家賃支払いに使うことで、信用力を高めることができます。
信用力が高まると、クレジットカードの利用条件が良くなるケースがあります。
とくに家賃は、毎月まとまった金額を支払わなければなりません。
定期的に大きな金額をクレジットカードで決済していれば、個人のクレジットヒストリーを良くしていけるのです。
今後、もしローンを組みたいといったことがあった際にも審査に通りやすくなります。
お金の管理が楽になる
クレジットカードを始めとしたキャッシュレス決済は、お金の管理が楽になるというメリットもあります。
支払履歴が残りますので「何にいくら利用したか」など把握しやすく、お金を管理しやすくなるのです。
家賃以外にも、電気代やガス代、水道代など毎月の固定費の支払いをまとめられるのも良い点と言えます。
また払い忘れを防ぐことにも繋がります。
家賃の支払いを遅延してしまうと、自身の信用力にも影響しますので気をつけましょう。
口座引落よりも手数料分お得になる
クレジットカードで自動引落にすれば、毎月の固定費を管理しやすく支払い忘れ防止にも繋がります。
これは銀行の口座引落にも同じことが言えます。
ただし口座引落の場合は、引き落としの際に手数料が発生します。
基本的に手数料は、利用者側が負担しなくてはなりません。
ですので、クレジットカード決済の方が手数料分お得になります。
口座振込の手間がかからない
家賃の支払い方法として、口座引落や指定口座への振り込みの場合、支払日までに銀行やATMで手続きしなくてはなりません。
最近では、インターネット上で手続きができる銀行がほとんどですが、その手続きすら不要なのがクレジットカードです。
クレジットカード決済であれば、支払日の管理も不要ですし、毎月自動で支払われるので振り込みの手間がかからず楽です。
とはいえ最終的には、クレジットカード会社から請求が来ますので、口座の残高を確認することは忘れてはいけません。
家賃をクレジットカードで支払うデメリット(注意点)は?
家賃をクレジットカードで支払うことには、さまざまなメリットがあります。
しかしそれと同時に、デメリットや注意しなければならない点もあるのです。
そこでここからは、家賃をクレジットカードで支払うデメリットや注意点について解説します。
主なデメリット・注意点としては、以下のようなものがあげられます。
- クレジットカードは後払いであることを認識しておく
- 口座引落の物件に引っ越した場合の支払いに注意する
- 家賃はポイント対象外のケースもあるので覚えておく
クレジットカードは後払いであることを認識しておく
クレジットカードは、ポイントを貯めれたり、お金を管理しやすくなったりといったメリットも多いです。
しかし気をつけなければならない点があります。
それは、クレジットカードは後払いであるということです。
つまり、家賃をクレジットカードで支払った1〜2ヶ月後に請求がきます。
この点を忘れて翌月うっかりお金を使い過ぎないように注意しましょう。
残高が足りず引き落としできなかったり、生活費が足りなくなったりしないようにしてください。
とはいえ引越し直後は、初期費用で出費がかさみます。
このタイミングで、家賃の支払いに猶予期間ができるという意味では、メリットとも取れます。
口座引落の物件に引っ越した場合の支払いに注意する
今住んでいる物件が、クレジットカード決済に対応しているとします。
そして次に引っ越す物件が口座引落の場合は、注意が必要です。
この場合、引越し後の初月は、2軒分の家賃が口座から引き落とされることになります。
何も考えず次の引越し先を考えてしまうと、大きな出費が発生することになりますから気をつけてください。
家賃はポイント対象外のケースもあるので覚えておく
ポイントを貯めたいがために、家賃の支払いをクレジットカード決済にしたいと考えている方もいると思います。
しかし物件によっては、家賃はポイント対象外というケースもあります。
契約する前に、家賃がポイント対象かどうかをしっかりと確認しておくようにしましょう。
また、たとえ家賃がポイント対象であっても、通常のショッピング時と還元率が異なる場合もあります。
毎月まとまった支払いとなる家賃は、どうしても還元されるポイントも多さに期待してしまいます。
ところが家賃の場合は、還元率が低いといった可能性もあるのです。
家賃のクレジットカード決済に対して、ポイントやマイルが付与されるかどうかに加えて、還元率もちゃんと確認しておきましょう。
家賃のクレジットカード決済は上手に使えばお得
不動産会社や物件によっては、家賃のクレジットカード決済に対応しているところがあります。
クレジットカード決済を利用すれば、マイルやポイントを貯めれてお得です。
他にもお金の管理が楽になるなど、さまざまなメリットがあるためおすすめです。
しかしまだクレジットカード決済に対応していないところも多いです。
またクレジットカード決済は、後払いとなり請求が1〜2ヶ月先となります。
家賃の支払いから実際の請求までにタイムラグがあるため、お金のやりくりには注意が必要です。
今回ご紹介したことを踏まえ、クレジットカード決済に対応した物件に引っ越すかどうかを検討しましょう。