初めてクレジットカードを使う人必見!今さら聞けない基礎知識や上手な使い方を解説します
クレジットカードが1枚あれば、日常の買い物はもちろん、ネット通販もクリックのみで購入できたりと何かと便利です。
現在はカードの種類も増え、つくりやすくなったため、学生さんや主婦の方でもっている方も多いです。
そこで、クレジットカードの基礎知識や、知っておくと便利な使い方をマスターして上手なつきあいをしてみませんか。
知っていれば、カードを上手につかえること間違いなしです。
「クレジットカードデビューをしたいけど、使い方を今さら人に聞けない…」「お得な使い方ができるカードをもちたい」という方は、ぜひチェックしてみてください!
目次
クレジットカードの仕組みについて
この項では、今さら人に聞けないクレジットカードの基礎知識をご紹介します。
クレジットカードを使って現金なしで買い物ができるのは 「この人は後払いでお金を払ってくれる」信用ができる人物だと見なされているからです。
カードの発行時に審査があり、審査によって信用できる人物かの判断をしています。
また、クレカの今さら聞けないことのひとつに、お店側はどのようにして売上を手にしているのかという疑問があります。
要するに、カード決済後にお金の動きはどうなってるの?ということです。
カード決済時のお金のフローなども下記で解説します。
クレジットカード決済のシステム
カード決済の時に、お金の流れはどうなっているのか表でご説明します。
クレカ決済の仕組み
- 【消費者】商品およびサービスをカードで買う(お金は発生していない)
- 【お店】カード会社に消費者の購入代金手数料を差し引いた金額を払ってもらう
- 【カード会社】消費者からカード代金を支払ってもらう→消費者がカード会社に入金
- 【消費者】後日カード会社に代金を支払う
お店側は、「加盟店手数料」を差し引いた金額をカード会社から入金してもらいます。
手数料はカード会社によって様々ですが、コンビニで1%、飲食店で5%前後が一般的です。
(※未回収リスクがある業種ほど手数料が高い傾向有り)
消費者が手数料を支払うのは、クレジットカードの規約で禁止されております(いわゆる上乗せの禁止)
そのため、消費者が加盟店側の手数料を負担することはありません。
不正利用対策
クレジットカードで心配なのは不正利用ですが、カードにはあらかじめ盗難保障がついています。
盗難やスキミングの被害にあった時は、速やかにカード会社に届ければ、持ち主が不正利用分のお金を支払う必要はありません。
カードが手元に届いたら、はじめに名前記入をしましょう。
本人の自筆であれば、漢字でもローマ字でも構いません。
名前の書いていないカードは、盗難保障を受けられない場合がありますので気をつけてください。
クレジットカードのお得な使い方
この項では、クレジットカードのお得な使い方をご紹介します。
まず、年会費が無料であるカードを選ぶのが大切です。
また、入会時の特典やポイントの貯まりやすさで選ぶと得になります。
キャッシュバックなどのキャンペーンを実施しているカードにする
これからクレカを作ろうという方にオススメなのは、入会特典があるカードです。
一般的に、カードをつくる機会というのは多くはありません。
そんな貴重な機会、せっかくなら入会特典有りのカードで得をしてみませんか◎
おもにポイント還元という形で、キャッシュバックを実施しているカードが数多くあります。
クレジットカードの入会特典一例 |
新規申込と会員専用サイト登録で数千円相当のポイント付与 カード発行後一定期間中の買い物で数千円相当をキャッシュバック |
年会費無料のカードを選ぶ
2018年にリサーチ会社が1万人に実施した調査では、全体の60%の人がクレカ選定時の重視ポイントに「年会費が安い」を挙げていました。
参照元:クレジットカードの利用に関するアンケート調査(第7回)
この調査がしめすように、低費用のカードに人気が集中しています。
今回は、その中でも初期費用(年会費)が無料のカードをご紹介します。
クレジットカードは数年単位でもつケースが大半です。年会費無料のカードを選ぶと費用負担は一目瞭然です。
おもな年会費無料クレジットカード
- 楽天カード
- ライフカード
- オリコカード・ザ・ポイント
- JCBカード W
- エポスカード
ポイントを上手に使う
また上記の調査で、年会費の次に重視するのは「ポイントが充実しているか」でした(57.4%)
このように、ポイントの還元率が高いカードも定評があります。
ポイントの貯まりやすさで選ぶなら、CMで有名な「楽天カード」が魅力です。
普段の買い物で利用すると、購入代金の1%が「楽天ポイント」で還元されます。
また、楽天市場で買い物をするとポイント還元率が4%にUPします。
その他楽天グループの利用で、ポイント還元率がUPするキャンペーンも実施されておりますので、楽天ポイント派の方はもっておきたいカードです。
また、JCBが発行する「JCB CARD W」も、ポイントを活用したい方にオススメのカードです。
ポイント還元率が1%で、Amazonで決済利用する場合は倍の2%になります。
支払い期日を確認する
クレジットカードの返済は、おもに口座振替です。
前月利用分を、決められた期日までに口座に用意しておく必要があるため、給料日と期日の間隔をあけてしまうと、お金の用立てに手こずるケースがあります。
そこでオススメしたいのが、支払い日管理ができる家計簿アプリです。
とくにイチ押しは「マネ―フォワード」です。
カード番号入力の必要がないため、安心して利用できます。
クレジットカードの使い方
カードが届いたあと、はじめて使うときはワクワクしますね。
そのさいクレカの利用方法をおさらいしてから、買い物に行くとスムーズです。
この項では、クレジットカードデビューにピッタリの場所や、ネットショッピング時の便利な方法をご紹介します。
カード決済の方法
クレジットカードデビューに適した場所が、コンビ二です。
署名&暗証番号入力不要で決済できるので、レジ前でもたつく心配ゼロです。
商品を購入したら、カードを出します。それだけです。
数千円以下の買い物なら、暗証番号入力が必要ありません。
数秒間で決済完了です。
なお最近は、お客さん自身でカードを端末に通せるコンビニも増えています。
注意点は、コンビニでのカード決済は1回払い限定なので、分割払いは利用できないことです。
ネット決済の場合は、カード番号と有効期限、セキュリティーコードを入力します。
よく使うサイトにあらかじめ登録しておくと、ワンクリックで購入することもできます(Amazonなど)
サインまたは暗証番号を入力
スーパー・コンビニの高額購入時や、飲食店や商店でのカード決済は、サインまたは暗証番号での本人確認が必要になります。
かつてクレジットカードの確認は自筆でのサインでしたが、最近は暗証番号入力に変わりつつあります。
暗証番号は申込みの時に設定した4ケタの数字です。
カードリーダーの入力ボタンに数字を打ちこみ、確定ボタンを押すと完了になります。
このさい注意したいのは、暗証番号が他人に見破られてしまう可能性があることです。
操作時は、周囲の様子を確認してから入力するクセをつけましょう。
初めてクレジットカードを使う際の注意点
クレジットカードを初めて利用するさいには、注意しておきたいことがあります。
安心して利用するため、以下のことを注意してください。
限度額を把握しておく
カードの鉄則として、支払い延滞はご法度ですので、肝に銘じてください。
また、カード利用の大原則は、「利用限度額」を把握しておくことです。
クレジットカードは信用力で決済(後払い)するサービスと、前半の「仕組み」の項でお話しました。
信用力は支払い能力の有無で判断するとお伝えしましたが、もうひとつあります。
その判断基準とは、返済の実績です。
つまり、過去にきちんと返済できていたかということです。
当然ながら、初めてクレジットカードをもつ方は実績がゼロのため、利用限度額が比較的低めになる傾向があります。
限度額の平均
【一般カード】
学生or専業主婦 10万円
年収200万円以下 10万~50万円
年収200万円以上 20万円~100万円
【ゴールドカード所持者の限度額】
100万円~
限度額を把握しつつ、自分の支払い能力以上の買い物をしないのが、返済力信用UPのコツです。
返済をきちんとしていれば、今後自動的に限度額が上がっていくこともあります。
限度額を把握して計画的に利用することが、クレカと上手につきあうコツです。
使い過ぎに注意
前項で触れたとおり、支払い能力以上の利用をしないように注意してください。
分割払い・リボ払いを利用する方も見かけますが、分割・リボは金利が上乗せされるので返済金額が大きくなります。
また、支払いの延滞が続いた場合、カード会社から強制解約されてしまいます。
強制解約されますと、5年~10年間は、ローンやお金の借入れが難しくなりますのでくれぐれも注意してください。
翌月の請求で不安に感じる方には、プリペイド式のクレジットカードがオススメです。
機能面はクレジットカードとほぼ同じですが、お金を前払い(チャージ方式)で利用できるので、つかい過ぎを防げます。
以前はプリペイドのデメリットとして、ポイントバックの低さがありましたが、「LINE pay」や「Kyash」カードなどの、クレカ並みの還元率をほこるカードも登場しています。
暗証番号をきちんと管理しておく
暗証番号をカード申込み時に設定しますが、現時点では暗証番号を忘れても利用できます(カード端末で入力をパスできる)
しかし、暗証番号不明のままにしておくと、持ち主の管理不行き届きとして盗難保障が受けられないこともあります。
その他、新幹線のきっぷをカードで買うときに、自動券売機がつかえなくなりますので注意してください。
暗証番号管理の背景 |
盗難にあった時のリスク対策(盗難保障が受けられないケース有り) きっぷをカード決済する時に自動券売機を利用する 将来的にはサインでの決済ができなくなる(不正利用防止の強化) コンビニで1万円以上のカード決済ができる |
カード使用不可のお店では支払いができない
クレジットカードを使う時の落とし穴は、利用したいお店がカード決済に対応していないことです。
カードをもつ方ならおわかりでしょうが、所持金がない時にこの状況だと、ピンチで目の前がまっくらになってしまいます。
現状、ヨーロッパやアジア諸国などにくらべて、日本ではクレカ利用できるお店の割合が低いです。
手数料がかかるなどの理由で導入していないケースが考えられます。
しかし、低価で運用できるシステムが続々と登場していますので、今後カード可のお店が増えるのは間違いありません。
そのための対策として、ネットであらかじめしらべるか(とくに飲食店に有効)、お店入口にクレジットカードのロゴが貼ってあるかの確認をオススメします。
なければ、店員さんに確認しておきましょう。
まとめ
今回はクレジットカードの上手なつき合い方を解説しました。
極端な話をすると、カード決済は現金が要らないなので、一文なしでも数万円以上の買い物ができます。
それゆえに、使いすぎが心配で怖いイメージを持っている方もいます。
計画性をもって利用するのが大原則ですが、定期的な買うものなどをカード決済にすると、ポイントが貯まって返済額と相殺できたりと、何かとお得です。
過度の利用が心配な方は、プリペイド式のクレジットカードを検討してみてください。
キャッシュレスに一度慣れてしまうと、現金生活にもどれないほど利便性があがります。
ぜひクレジットカードの上手な使い方を、マスターしてみてくださいね。