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家賃滞納をするとどうなる?家賃支払いが迫った時の対処方法

一人暮らししている方で、家賃の支払いに苦労している方はいませんか?

たしかに一ヵ月ごとに数万円以上のお金を支払うのは、かなりの負担といえます。 しかし家賃が高いからといって、支払いを滞納してしまうのはとても危険です。

家賃滞納が発生してしまうと、日常生活にもさまざまな悪影響が生じます。 そのため家賃の支払いが難しいと感じた時は、事前に対策を行っておかなければいけません。

この記事では家賃滞納によって生じるトラブルや、滞納時に有効な対策などを解説します。

家賃滞納が発生するとこうなる!

一度でも家賃を滞納してしまうと、不動産会社からさまざまな対応が行われます 不動産会社が行う対応は、以下の5つです。

  • 電話や手紙による家賃の督促
  • 自宅訪問
  • 連帯保証人に連絡が入る
  • 賃貸借契約の解除
  • 裁判所へ出廷

ここではそれぞれの対応について詳しく解説します。

電話や手紙による家賃の督促

家賃の引き落としが行われなかった場合、支払日の1~2日後に不動産会社から電話がかかってきます。

この時点では「契約者が支払いを忘れているかもしれない」と判断され、家賃未納のお知らせと次回支払日を伝えることが多いです。

この時点で支払いを行っておけば、その後トラブルが発生することはありません。

しかしその後も滞納を続けていると、今度は手紙による督促状が届きます。 書類には支払額や支払期日などが記載されており、連絡先もきちんと記されています。

自宅に督促状が届いた時は、なるべく早めに支払いを行っておいてください。

自宅への訪問

督促を行っても支払いがないと、次は不動産会社の方が直接自宅へ訪問します。

この状態になると、不動産会社から「この契約者は家賃を払う気がないかもしれない」と疑われている可能性が高いです。 場合によっては、不動産会社からの連絡が厳しくなることもあります。

なるべく穏便に家賃滞納を解決させたい方は、自宅訪問が行われる前に支払いを完了させておいてください。

連帯保証人へ連絡

自宅訪問を行っても滞納が解消されない場合、不動産会社は連帯保証人に連絡を行います。

その際に不動産会社は、連帯保証人に契約者が家賃を滞納していることを伝えます。 その結果、連帯保証人からも家賃の支払いを促される可能性が高いです。

場合によっては、連帯保証人に支払いが請求されてしまうかもしれませんす。 そうなってしまえば、今後の人間関係にも影響が生じてしまいます。

貸借契約の解除

これまでの対応を無視して家賃滞納を2~3ヵ月ほど続けていると、ついには賃貸契約が解除されてしまいます。

賃貸借契約が解除されると、「この日までに部屋を明け渡してください」といった強制退去の通告が自宅に届きます。 それ以降は、契約先の不動産会社と契約することができません。

大手の不動産会社と契約していた場合、引っ越し先が限定されるのは確実です。 たとえ契約できたとしても、契約条件はより厳しい内容になると思われます。

裁判所へ出廷

賃貸契約の解除が行われた後は、裁判所から出廷を促される手紙が送られてきます。

借主自身に意見があれば裁判所に出廷して、言い分を告げても良いでしょう。 しかし今まで通告を無視してきた以上、契約者側が意見を述べるのは立場的に難しいです。

また裁判所による強制執行は正式な手続きなので、契約者の石で止めることはできません。 基本的に裁判所への出廷が求められるのは、家賃滞納から4〜6ヵ月経った頃になります。

家賃を滞納してしまった方は、強制執行が行われる前にきちんと家賃を支払っておいてください。

滞納する前にチェック!家賃が支払えないときの対処法

ここまで解説した通り、家賃は滞納期間が長くなればなるほどペナルティも大きくなっていきます。 そのため家賃滞納が発生した時は、すぐに対策を行うことが大切です

ここでは家賃を支払うことができない時の対処法について解説します。

不動産会社に相談

家賃の支払いが厳しいと感じた時は、まず不動産会社に相談を行うのがベストです。 支払えないことを理由に滞納を続けても、状況は改善されません。

大半の不動産会社は支払いができない理由をきちんと伝えておくと、申込者の都合に合わせて対応してくれます。 場合によっては返済日をずらしてくれたり、支払いを分割払いに変更してくれたりするかもしれません。

まずは電話などで相談を行い、どのようにして家賃を支払うかをじっくり話し合ってみてください。

家賃の安い物件に引っ越し

住んでいる物件の家賃が高いと感じる場合は、思い切って家賃の安い物件へと引っ越すのも一つの手です。

ただし不動産会社によっては、支払いが完了するまで引っ越しができない場合があります。 引っ越しを行う際は、事前に一度相談を行うのが適切です。

また自宅近くに実家があるのであれば、一旦実家へ帰るという方法もあります。

この方法なら毎月の出費を減らしつつ、浮いたお金をそのまま家賃の支払いにあてることができます。 滞納した家賃を1日でも早く完済したいという方にうってつけです。

カードローンなどで借金をする

不動産会社との相談や引っ越しをするのが難しい場合は、お金を借りて家賃を返済するしかありません。 オススメなのは、カードローンを使って家賃を支払う方法です。

カードローンは20歳以上で安定した収入がある方なら、誰でも気軽に申し込むことができます。 30日間無利息サービスなどを活用すれば、実質利息0円でお金を借りることも可能です

ただし以下の要素に当てはまる方は、申し込みを行う際に注意する必要があります。

審査で落ちる主な原因
・ブラックリストに載っている ・借金の金額や件数が多い ・勤続年数が短い ・安定した職についていると判断されない

【ブラックリストに載っている】とは、信用情報機関に事故情報が登録されている状態のことです。

これまでの借金で長期間滞納をした・強制解約や代位弁済の措置が取られた・債務整理を行った方はこの状態に陥っている可能性が高いです。

もしブラックリストに乗っていた場合、一定期間は金融商品を利用することができません。

また借金の金額や件数が多いと、収入に対して支払い能力がないと判断されやすくなります。

他社での借入状況によっては、申し込みを断られてしまうかもしれません。

これから申し込みを行う方は十分注意しておいてください

まとめ

当記事では家賃滞納について解説しました。

家賃を滞納しても、「別に問題ないのでは?」などと安易に考えることはしないでください。

住む場所を失くだけでなく、家財道具を差し押さえられたり、連帯保証人との関係性が悪化したりすることも考えられるからです。

また収入に十分な余裕があったとしても、急な出費などが原因で家賃の支払いが厳しくなる可能性もあります。

こうしたトラブルを回避するには、滞納時に有効な対処法を確認しておくことも大切です。

家賃の支払いで困っている方はここで照会した知識を活かして、家賃滞納を解消できるように対応を行ってみてください。