親にお金を借りると贈与税がかかる理由!借りたお金だと証明する方法
お金を工面する方法は世の中にたくさんありますが、予想外の出費が重なってしまった場合なんかはなかなかすぐにお金を工面することはできません。
そんな時に強い味方となってくれるのが自分の親……
ですが、親にお金を貸してほしいとお願いするのは言いづらいものです。
お金を借りる理由によっては、親との信頼関係に傷がついてしまうかもしれません。
また、法律によるお金の仕組みもあるので「親だから簡単に借りられる」とは思わずに、一度確認しておきましょう。
目次
親からお金を借りるとき注意すべき「贈与税」
親からお金を借りる大きなメリットは申込手続きの手間や、が必要ない点ですよね。
だからといって、親からお金を借りることは決して簡単ではありません。
その理由は贈与税の存在です。
なぜ贈与税がかかるのか
贈与税は1月から12月末までの1年間で110万円以上の金額を個人から受け取っていた場合に発生する税金です。
下記のような条件と合致すると贈与税が発生します。
- 相手が20歳以上
- 学費や生活費以外の目的の場合
- 極端に大きい金額の場合
「お金を借りるんだから関係ないじゃん?」
お金を渡す贈与税がどうして親からの借金に関係するのか。
あなたが親からお金を借りたとき「このお金は借りたお金です」と証明することができなければ、税金を管理する税務署から見れば「お金を渡した(贈与した)」として見なされてしまうのです。
贈与税がかかるのを回避するには
110万円以上借りる予定なのであれば、借金であることを証明できる条件を満たしておく必要があります。
ポイントは親からお金を借りた証拠と返済している証拠です。
- 借用書など書面に記録を残す
- 返済金の記録を残す
上記の2つを準備しておけば親からお金を借りたということを証明することができます。
「親からお金を借りるだけなのに借用書が要るの!?」
と、面倒くさいと感じるかもしれません。
以下のような計算方法で算出されます。
計算式内の贈与率と控除額というのは下の表から割り当てられます。
課税価格 | 贈与税率 | 控除額 |
---|---|---|
~200万円 | 10% | – |
~400万円 | 15% | 10万円 |
~600万円 | 20% | 30万円 |
~1,000万円 | 30% | 90万円 |
~1,500万円 | 40% | 190万円 |
~3,000万円 | 45% | 265万円 |
~4,500万円 | 50% | 415万円 |
4,500万円~ | 55% | 640万円 |
借用書の作成
借用書はお金を借りる人が「借用書に書かれたルールでお金を借ります」ということを貸す人に渡す書面のことです。
借用書の作成は手書きでもよいので、必ず紙に内容を記入しましょう。
記入する内容は以下のようなものです。
- お金を借りる年月日
- 借りた金額
- お金を借りる旨の文章
- 利息について
- 返済期限
- 分割で返済回数
- 返済方法及び返済場所
- 借用書を作成した日
- 借りる人の住所氏名
これに加えて、借りる人・貸す人の印鑑押印があれば、より借用書としての効果が高まります。
これで1つ目のポイント、「親からお金を借りた証拠」を証明することができます。
返済した記録を残す
借用書を作成して親からお金を借りることができたら、今度は借りたお金を返済している証拠を残しましょう。
返済するときは手渡しにしてしまいがちですが、そうしてしまうと返済記録が残りません。
有効な記録を残すためには親の口座へ振り込みで返済しましょう。
借用書で定められた通りに返済していれば、「返済している証拠」を証明することができます。
利息(利子)はつけた方が良い
親からお金を借りる場合は利息(利子)を1~5%ほどつけておくのがおすすめです。
民法の利息の基準としても定められています。
なぜ利息(利子)をつける必要があるのかというと、「無利息(無利子)で借りた場合、本来発生する利息分を得している(贈与している)」と見なされてしまう可能性があるからです。
「親から借りられば無利息で大丈夫!」
と、思いがちですが必ずしもそうではありません。
いろいろと手間がかかってしまいますが、これらを準備すれば贈与税だと見なされる可能性はグンと抑えることができます。
また、借金であると証明する為だけでなく、ご両親にちゃんとお金を返すことを信用してもらい、口約束で言う言わないの揉め事を防ぐことができます。
親にお金を借りる予定の人はあらかじめ用意しておきましょう。
意外と親にお金を借りる人がいる!
「親にお金を借りるのってかっこ悪い……」
お金が必要だけど親に頭を下げてお金を借りるのは納得いかない、後ろめたいと感じる人がいるかもしれません。
ですが、親にお金を借りているっていう人は意外といるんです。
クレジットカード等の支払い
使いすぎてしまって月末の支払いが足りない時に、親からお金を借りるという人結構いるのではないでしょうか?
親からは「ちゃんとお金の管理をしろ」と言われるかもしれませんが、金額がそこまで膨らむことがない為、借りやすいといえるでしょう。
ただし、借りやすいからといって毎度借りていると信用されなくなってしまいます。
引越し費用や結婚式
転職で引っ越し、結婚式を挙げる予定でお金を貯めてきたけど、思った以上に費用がかかってしまったとき。
あらかじめ自分で貯めてきた分もあり、「あとちょっと足りない分」だけなら親にもお願いしやすいですね。
借りる額が少なければ返済しやすい上に、結婚式のような祝い事であれば快く貸してくれるかもしれません。
不動産購入の頭金
自動車や住宅を購入するときに各種ローンの頭金だけ親に借りるという人もいます。
ローンを契約する金融機関にもよりますが、購入額のおよそ10%~30%が頭金として設定することが一般的です。
引越し費用と比べると借りる金額は非常に大きくなる上ローンの支払いもあるので、返済計画をしっかり立てましょう。
親にお金を借りるときは理由を正直に話すこと
親からお金を借りるときに大切なのは、なぜお金が足りないのかについてちゃんと理由を説明することです。
仮に嘘をついたとしても、思いもよらないことまで深堀されることがあります。
また、幼い頃からあなたを見ていたわけですから、嘘を見破られてしまうことも。
お金を貸してもらえないだけでなく叱られてしまったり、話がもつれて最悪の場合関係が悪くなってしまうかもしれません。
カードローンなら自分だけで解決できる
「親にお金を借りるのはやっぱり面倒くさい」
「迷惑かけたくないから自分でなんとかしたい」
という方はカードローンの利用がおすすめです。
借用書などの契約書は全て金融業者に用意してもらうことができるのでほとんど手間がかかりません。
保証人や担保が必要ないので、自分だけで完結させることができます。
「利息が高くなるんじゃないの……?」
と、利息が心配な人がいるかと思いますがそうした不安を解消するために、大手カードローン業者では一定期間無利息でお金を借りられるサービスが提供されているんです。
初めて利用する人にはレイクがおすすめ
レイクは利息が気になるという方には特におすすめのカードローン業者です。
レイクの大きな特徴は無利息期間が最大180日で利用することができ、大手カードローン業者の中で無利息期間は最長です。
「足りない支払い分を借りるだけ」
「無利息期間中にボーナスが入る」
という人はレイクの利用を検討してみるのがおすすめです。
レイク
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平均年収 | 366万円 |
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平均勤続年収 | 3年11ヶ月 |
雇用形態 |
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保険証 |
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平均融資額 | 35万円 |
最多融資日数 |
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- レイク
まとめ
親からお金を借りるのは注意しなければ贈与税が課税されてしまいます。
今すぐではなくても、いざお金を借りるときはこの記事をもう一度おさらいしておきましょう。
- 借用書を作成する
- 返済は親の口座へ
- 借りるときは正直に相談する
親からお金を借りるのとカードローンを利用することについても解説しましたが、どちらが良いとは言い切れません。
比較するポイントとしては親に借りる為に借用書などの準備をするか、カードローンの利息を支払うかのどちらかですね。
忘れてはいけないのが、どちらも借りたお金であるということ。
必ず返済できるよう計画的に利用しましょう。