
学生生活を送る上では、何かとお金が必要です。
生活の足しにしたい方、本や参考書を購入して勉学に務めたい方、車を購入する費用に充てたい方など、お金が必要な理由はさまざまです。
そこで頼りになるのが、学生ローン。ただ「学生ローンはやばい」という噂が本当なのか、気になりますよね。
そこで今回は、学生ローンの借り方について詳しく解説します。18歳から利用できる学生ローンはあるのか?などについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
学生がお金を借りる方法|学生ローン・奨学金など
充実した学生生活を送るには、授業料やサークル費用等、何かとお金が必要になります。
しかし、勉強に精を出していてアルバイトの時間を十分に確保できず、お金が足りないと感じる人もいるかもしれません。
- 学生ローン
- 消費者金融カードローン
- 銀行カードローン
- クレジットカードのキャッシング
- 奨学金
- 郵便局の担保自動貸付
それでは、一つずつ解説していきます。
学生ローン
学生ローンとは、学生に向けて融資を行う消費者金融を指します。
高卒以上で安定的な収入があることが条件とされていますが、審査は特別厳しいわけではなく、週に数日アルバイトをしていれば審査に通る可能性は高いと考えられています。
ただし、金利は約15~18%ほどであり、一般的なカードローンの金利よりもやや高めに設定されている傾向です。
消費者金融カードローン
消費者金融カードローンとは、消費者金融が提供するカードローンを指します。多くの場合は、アルバイト等の収入源があれば学生でも申し込み可能です。
銀行カードローンであれば、融資を受ける銀行の口座を開設しなくてはいけないケースも想定されるため、口座開設が不要な点は消費者金融カードローンのメリットと言えます。
また、銀行カードローンの場合審査に数日の期間を要するのが一般的ですが、消費者金融カードローンでは、最短30分で審査が完了し1時間以内に融資を受けられる場合もあるのです。
学生は大手消費者金融のカードローンが安心
学生がカードローンをしたいと思ったときには、大手消費者金融が運営するカードローンを利用するのが安心でしょう。
下記に、人気なカードローンの運営会社をまとめてみました。
カードローン | 運営会社 |
プロミス | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 (SMBCグループ) |
アコム | 三菱UFJフィナンシャル・グループ |
アイフル | アイフル株式会社 |
SMBCモビット | 株式会社SMBCモビット (SMBCグループ) |
ある程度知名度がある大手企業が運営するカードローンなら、何かあったときにも電話やメールですぐに問い合わせが可能です。
プロミスでは女性も相談しやすいよう、女性専用のダイヤルも用意されています。
銀行カードローン
銀行カードローンとは、銀行が提供するローン商品を指します。
銀行カードローンの代表的な例としては、「三井住友銀行カードローン」や「みずほ銀行カードローン」等が挙げられます。
ただし、地方銀行が提供する銀行カードローンには学生不可の商品も存在するので、申し込む前に条件を確認する必要があります。
出典:ローンノート
クレジットカードのキャッシング
キャッシングとはクレジットカードを利用して、コンビニや銀行の提携ATM等から限度額の範囲内でお金を引き出せる機能を指します。
キャッシングが利用できる明確な年齢制限はありませんが、多くのカード会社では利用条件のひとつとして、最低年齢を20歳としています。
したがって、20歳以上でアルバイトをしている学生であればキャッシングを利用できる可能性が高いと言えます。
キャッシングの大きなメリットは、限度額に達していない限り、必要な時に即座に金融機関等の提携ATMからお金を引き出せることでしょう。
このように、比較的簡単に借り入れができますが、無計画にお金を引き出していると返済が困難になるため注意が必要です。
奨学金
学生がお金を借りる手段として多く利用されるのが、日本学生支援機構の奨学金です。
奨学金は、在学中の学生を経済的に支援するための制度であり、返済不要の給付奨学金と返済が必要な貸与奨学金の2種類に大別されます。
給付奨学金には、無利子で借り入れ可能な第一種奨学金と、有利子で借り入れる第ニ種奨学金が存在します。
卒業後に返済が困難になれば、詳しくは後述しますが信用情報機関に延滞情報が登録され、様々な社会生活上の弊害を被ることとなります。
郵便局の担保自動貸付
郵便局の担保自動貸付とは、定額預金や定期預金を担保に郵便局(ゆうちょ銀行)からお金を借り入れできるサービスのことを言います。
担保を用意する必要はありますが、審査なしで借り入れ可能です。
貸し付け日から2年間は何度でも借り入れ可能ですが、返済が遅れると遅延分が担保の預金から差し引かれます。
出典:ゆうちょ銀行
18歳から利用できる学生ローンはある?
学生ローンに限らず、高校生はカードローンの申し込みができません。またほとんどのカードローンでは、20歳以下の申し込みができない傾向にあります。
しかし、以下のような学生ローンなら、18歳からでも申し込みは可能です。
- カレッヂ
- フレン田
- アイシーローン
申し込みが可能だからといって、審査に通過しやすいわけではありません。
学生ローンにおいても、ローン会社の適正な審査をクリアした方のみがお金を借りられる仕組みをとっています。
なお、学生ローンであっても総量規制の対象であるので、申し込み者の収入は必要となります。
18歳で利用できる大手消費者金融はある?
残念ながら、18歳から申し込みできる大手消費者金融はありません。
中小消費者金融の場合でも、18歳から借り入れできるところはほとんどありません。しかし、20歳を過ぎると、学生でも借り入れできる消費者金融はたくさんあります。
大手消費者金融なら学生でも安心
先述したとおり、20歳未満の学生は大手消費者金融では借入れできません。20歳未満で借入れ可能を謳っているカードローン会社は、違法行為などをしている闇金の可能性もあります。
20歳以上であれば、これからご紹介するような大手消費者金融のカードローンを利用するのをおすすめします。
未成年の借り入れには注意が必要
18歳で申し込みができる学生ローンは確かに存在しますが、借り入れには相応のリスクをともないます。
未成年であっても、返済が滞った場合のペナルティは、大人と同様に課せられます。
遅延損害金の支払いはもちろんのこと、CICなどの個人信用情報機関に滞納の記録が残ってしまいます。
学生も申込できる!おすすめカードローン4選
以上の注意点を踏まえて、学生向けにおすすめのカードローンは以下の4つです。
会社ごとにサービスの強みや契約の条件、金利、申し込み方法など少しずつ異なるので、ぜひ参考にしてください。
1プロミス
- 融資まで最短25分
- 原則24時間借り入れOK!土日祝・夜間も含む
- 最大30日間利息0円※なので初めてな方におすすめ
- Web申込なら来店不要・郵送物なし!周りにバレたくない方も安心
- 上限金利(実質年率)が17.8%と低め
- 三井住友銀行グループ運営の消費者金融
プロミスは、業界大手のSMBCグループに属している消費者金融です。
申し込みから契約内容の確認、返済に至るまでの全てを公式アプリで行うことができ、最短25分でお金を借りられる点が魅力です
金利(実質年率) | 4.5~17.8% |
利用限度額 | 500万円 |
審査スピード | 最短25分 |
融資スピード | 最短25分 |
WEB完結 | 可能 |
申し込み可能年齢 | 18歳以上74歳以下※ |
※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
※:申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、年収証明書の提出が必要となります。高校生は申込みできません。また、収入が年金のみの方は申込みできません。
出典:https://cyber.promise.co.jp/Pcmain
2
2アコム
- Web申込でスピード審査!最短30分で回答
- 最短30分の融資も可能
- 契約までスマホで完結!来店不要※
- 24時間365日いつでもネットやATMから借り入れできる
- はじめてなら30日間金利0円
- 電話以外で在籍確認ができる場合あり
アコムは、三菱UFJフィナンシャル・グループに属する大手消費者金融業者です。
さらに、はじめてのご利用の場合、契約完了日の翌日から最大30日まで利息0円の期間があります。
金利(実質年率) | 3.0~18.0% |
利用限度額 | 1万円〜800万円 |
審査スピード | 最短30分 |
融資スピード | 最短30分 |
WEB完結 | 可能※ |
申し込み可能年齢 | 成人以上 |
3アイフル
- Web申込なら、最短25分で融資
- 原則、申し込み時の自宅・勤務先への連絡と郵送物なし
- スマホだけで手続き・取引可能
- 全国のアイフル、セブン銀行、ローソン銀行ATMから1,000円単位で借り入れOK
- 融資可能か1秒で診断
- はじめてなら最大30日間利息0円
アイフルは、Web申し込みをすると最短25分というスピードで現金を借りることができ、24時間即時振込のサービスもあります。
申し込み時の郵送物も不要であるため、誰にも知られず全ての手続きがWeb上で完結します。
アイフルの契約条件は、下記の通りです。
キャッシングローンの場合、満20歳以上69歳までの定期的な収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方であればご契約いただけます。
また、アイフルの大きな特徴は「おまとめローン」を契約できる点です。
金利(実質年率) | 年3.0〜18.0% |
利用限度額 | 800万円 |
審査スピード | Web申し込みなら 最短25分 |
融資スピード | Web申し込みなら 最短25分 |
WEB完結 | 可能 |
申込可能年齢 | 20~69歳 |
※参照・引用元:https://www.aiful.co.jp/
4SMBCモビット
- すでに他社から借り入れしている方や、リボ払い返済中の方でも利用できる※1
- WEB完結申し込みなら電話連絡・郵送物なし!誰とも顔を合わせない
- 審査結果がわかるまで最短30分※2
- 最短3分で指定口座に振り込み※2
- 返済でTポイントが貯まる
- アルバイト、派遣社員、パート、自営業者の方でも利用可能
SMBCグループの会社には先ほどのプロミス以外に、SMBCモビットがあります。
最短30分で審査が完了※2し、以下の条件を満たすことでWeb完結申し込みが可能です。
◎三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行いずれかの口座をお持ちの方
◎全国健康保険協会発行の保険証(社会保険証)、または組合保険証を持っていること
金利(実質年率) | 年3.0〜18.0% |
利用限度額 | 800万円 |
審査スピード | 最短30分※ |
融資スピード | 最短即日※ |
WEB完結 | 可能 |
申込可能年齢 | 20歳以上74歳以下※3 |
※2:申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※3:年収が年金のみの方は申込みできません。
※出典:https://www.mobit.ne.jp/index.html
学生ローンはやばいの?おすすめできない人の特徴
学生の中には、アルバイトをしながら学費や生活費に充てている方もいるでしょう。
家庭の経済状況が厳しく、援助を受けることができない学生はたくさんいます。
しかし、場合によっては学生ローンをおすすめできない方も中にはいます。以下、学生ローンをおすすめできない方の特徴を3つ紹介します。
① 無駄遣いが多い人
気になるものがあるとすぐに買ってしまうなど、日常で無駄遣いの多い方は注意が必要です。借り入れたお金を、上限いっぱいまで使いきってしまう可能性があります。
学生ローンはキャッシングであり、受け取ったお金はあくまでもカードローン会社から借りているだけです。必ず、全額返済しなければなりません。
無駄遣いをした結果、最悪の場合返済が滞ってしまうでしょう。滞納の記録が残ってしまうと、今後ローンを組む時に不利になってしまいます。
② 期限を守れない人
学校の提出物の期限を守れない方など、時間にルーズな方は学生ローンをおすすめできません。
なぜなら、カードローンを利用する場合は、返済期限を守らなければいけないからです。
期日を守れなければ遅延損害金が発生し、無駄な利息を支払わなければなりません。
消費者金融 | 遅延損害金 |
アコム | 20.00% |
レイクALSA | 20.00% |
プロミス | 20.00% |
遅延損害金は日割り計算のところが多いので、もし滞納してしまった場合は、1日でも早く返済することをおすすめします。
③ ギャンブル好きな人
パチンコや競馬など、一発逆転を狙うギャンブルが好きな方は学生ローンに向いていません。
賭け事をするお金が足りない時に、学生ローンに手を出してしまう可能性があるからです。
学生ローンを元手に、大きなお金を得ようと考えてしまいます。その結果、学生ローンを上限いっぱいにつぎ込んでしまい、お金が足りなくなってしまう可能性があります。
学生ローンの利用が向いている人
ここまで、学生がお金を借りる手段について解説してきました。本項では、上記で説明した手段のうち学生ローンの利用が向いている人の特徴について解説します。
学生ローンの利用が向いている人の特徴は以下の通りです。
- 借り入れ希望額がそこまで大きくない人
- アルバイトの収入が多くないが融資を受けたい人
一つずつ解説していきます。
借り入れ希望額がそこまで大きくない人
学生ローンで、融資を受けられる限度額は50万円です。
20歳以下の場合は限度額を10万円としているローン会社も存在するため、借り入れ希望額が大きい人には不向きだと言えます。
出典:日本貸金業協会
アルバイトの収入が多くはないが融資を受けたい人
学生ローンは、銀行カードローンと比較して厳しい審査条件がなく、アルバイトの収入が少なくても申し込みできる商品もあります。
そのため、アルバイトの収入が多くないけれど融資を受けたい人に最適です。
とはいえ、学費やサークル費等、学生生活において重要度の高い投資であれば審査にマイナスに作用する可能性は低いため、審査時に利用目的を問われた際は正直に答えましょう。
学生ローンの選び方
申し込み条件
ローン会社ごとに申し込み条件は異なるので、年齢制限や借入上限金額は必ず確認しましょう。
借り入れができたとしても、必要な金額を借り入れられなければ、ローンに申し込んだ意味が薄れてしまいます。
審査に落ちると後述する信用情報機関に情報が保存され、その他のローンも組みにくくなってしまいます。
金融庁と貸金業協会に登録があるかどうか
学生ローンを利用する際に絶対に避けなくてはならないのが、悪徳業者から借り入れしてしまうことです。
健全な業者であるか判断するために、金融庁と貸金業協会に登録があるかの確認は欠かせません。二つの機関に登録されていなければ、違法業者の可能性があります。
上限金利を比較
各ローン会社の金利を確認する際は、上限金利を比較するのは無難です。
一般的に金利は〇%~〇%と幅を持たせて表示されており、申込者の収入や社会的信用力等といった属性によって適用される金利が決められます。
そのため、上限金利で比較しなければ、想定以上に高金利で返済しなくてはいけなくなる懸念があります。
営業時間
即日の融資を望むのであれば、営業時間の確認は必須です。
学生ローンの中には、申し込み当日に審査が完了し即日融資が受けられる商品もありますが、営業時間内に審査が終わらなければ、借り入れできるのは翌日以降になってしまいます。
すぐに融資を受けたい場合には、営業時間終了間際の申し込みは推奨できません。
口座振替への対応可否
口座振替の返済に対応しているローンであれば、毎月口座にお金を入れておくだけで自動的に引き落とされて返済が完了します。
学生ローンの金利を解説!
学生ローンの金利は、カードローン会社によって異なります。負担を少なくするためには、金利をできるだけ抑えることが大切です。
学生ローン | 金利 |
アミーゴ | 年利14.4~16.8% |
フレン田 | 年利15.0~17.0% |
イー・キャンパス | 年利14.6~16.5% |
マルイ | 年利12.0~17.0% |
また、学生ローンではありませんが、以下の大手消費者金融では学生でも借り入れが可能です。
消費者金融 | 金利 |
アコム | 年利3.0%~18.0% |
プロミス | 年利4.5%〜17.8% |
アイフル | 年利3.0%~18.0% |
SMBCモビット | 年利3.0%~18.0% |
消費者金融カードローンの申し込みは、全て20歳以上の方が対象です。
未成年の学生は、親権者の同意があっても借り入れができないので、注意してください。
学生ローンの金利は高い?
学生ローンの上限金利は、大手消費者金融の上限金利と比較しても特別高いということはなく、ほとんど変わらないと言ってもいいでしょう。
しかし、カードローン会社によっては金利に差があります。大手消費者金融では、初回契約時に無利息期間を設けているものもあります。
短期間の借り入れを検討している場合には、このような無利息期間のあるカードローンを利用すれば、利息を抑えることにつながります。
学生ローンで車は買える?
学生ローンは、利用目的を問われることはありません。引き出した現金の用途は、利用者が自由に決めることができます。
そのため学生ローンを、車の購入費用に充てることも可能です。学生ローンは、主に以下の用途で利用することができます。
- 学費
- 教科書代
- 旅行
- 車の免許
- 就職活動
- 生活着
- プレゼント など
しかし学生ローンは、通常のカードローンと比べて、利用上限額が低めに設定されている傾向があります。
基本的に学生は収入が少ないため、収入に見合った額しか融資されないように、はじめから限度額が抑えられています。
学生ローン | 利用限度額 |
アミーゴ | 3万円~50万円 |
フレン田 | 1万円~50万円 |
イー・キャンパス | 50万円以内 |
マルイ | 1万円~50万円 |
上記を見ても分かる通り、50万円以上借り入れできるところはほとんどありません。車の購入費が高額である場合には、全てをカバーすることは難しいでしょう。
学費が目的なら金利が優遇される場合も
借り入れたお金の使用目的が学費である場合、以下の学生ローンなら金利が優遇されます。
学生ローン | 学生優遇金利 |
アミーゴ | 年利15.5%(通常年利14.4~16.8%) |
イー・キャンパス | 年利15.6%(通常年利14.6~16.5%) |
通常の上限金利よりも、低い金利で借り入れができるのでお得です。
金利優遇を受けるには、学生証や学費の請求書の提出などが求められるので用意しておきましょう。
学生ローン以外でお金を工面する方法
どうしてもお金が必要な場合、学生ローン以外にお金を工面できる方法はないか考えるのもひとつの方法です。
知り合いに借りれば金利がかからないので、返済の負担は軽減されるでしょう。その他、生活費を節約してお金を捻出することも、場合によっては可能となるでしょう。
学生ローンは便利ですが、期日までに必ず返済しなければならないなどの責任を伴います。
滞納した時のリスクを考えると、学生ローン以外の資金調達方法を利用する方が、よい場合もあります。
学生ローンは最短即日融資できる?
学生ローンによっては、最短即日融資を受けることも可能です。
ローン会社によって営業日も営業時間も異なるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
なお、規定の時間内に申し込みを済ませても、審査に通らなければ借り入れをすることはできません。万が一、借り入れができなかった場合のことも考えておきましょう。
大手消費者金融は最短即日融資が可能?
アコムやプロミスなど、大手消費者金融は最短即日融資が可能です。
カード会社ごとの審査回答時間内に申し込めば、最短で当日に融資を受けることができます。
インターネットからの申し込みをすれば、自宅にいながら借り入れをすることもできます。
学生ローンでお金を借りる際の注意点
ここまで解説してきたように、学生がお金を借りる手段は存在します。しかし、お金を借りる際には注意点があるのも事実です。
本項では、学生ローンでお金を借りる際の注意点について解説します。
- インターネット情報に惑わされないようにする
- 「審査なし」「必ず借りられる」など甘い謳い文句の業者に注意する
- 在籍確認をなくすことは基本的にできない
- 即日融資を受けられるとは限らない
- 返済が滞ると信用情報機関に登録される
- 就職活動に影響を及ぼす可能性がある
それでは、一つずつ見ていきましょう。
インターネットの情報に惑わされないようにする
学生ローンには種類があるため、何を利用すれば良いか判断に迷うこともあるはずです。
申し込むローン会社を決めるために、口コミや評判が記載されたインターンネットの情報を参考にするのも有効的ですが、情報が氾濫している分惑わされやすい側面があります。
まとめサイトやSNSの情報を鵜呑みにせず、ローン会社の公式サイトも確認するのが賢明です。
「審査なし」「必ず借りられる」など甘い謳い文句の業者に注意する
「審査なし」「必ず借りられる」等と謳う業者には、注意しなくてはなりません。経済力が低い学生をターゲットにして詐欺行為をはたらく、悪徳業者の可能性があります。
健全な貸金業者であれば法廷金利を遵守して貸し付けを行いますが、悪徳業者は法廷金利など意に介さず、超高金利で金銭を貸しつけるのです。
法律に違反する悪徳業者に従う必要はないものの、個人情報を握られてしまえば、非人道的な手段で脅迫され、返済を余儀なくされるケースも珍しくありません。
在籍確認をなくすことは基本的にできない
在籍確認とは、審査時に記載した勤務先に申込者が本当に在籍しているかの確認のことです。学生ローンの場合は、アルバイト先に電話が入り在籍確認が行われることとなります。
在籍確認を行わないローン会社もありますが、在籍確認を必要とするローン会社に申し込んだ場合、例外的に在籍確認を免除してもらうことは基本的に不可能です。
なお、在籍確認ができなかった場合、虚偽の申告をしたと判断され、審査に通らない可能性が非常に高くなってしまいます。
即日融資を受けられるとは限らない
学生ローンは、審査が1日で終わり即日融資を受けられる場合もあります。
しかし、審査に数日かかるケースも想定されるため、必ずしも即日融資を受けられるとは限らないことを認識しておきましょう。
返済が滞ると信用情報機関に登録される
学生ローンの返済が遅れると、遅延情報が信用情報機関に登録されるのが通常です。信用情報機関とは、個人の借り入れ記録や支払履歴等を一括管理している機関を指します。
事故情報が登録されると、登録期間中は以下のような弊害が生じます。
- クレジットカードが発行できなくなる
- 新規の借り入れができなくなる
- 携帯電話の分割購入が困難になる
- ローンを組むことが困難になる
このように、社会的な信用力が求められる様々な取引ができなくなってしまうのです。
なお、学生ローン延滞による事故情報は、約5~7年ほど信用情報機関に保存されると考えられています。
就職活動に影響を及ぼす可能性がある
基本的には、学生ローンを利用してお金を借りた事実が就職活動に悪影響を与えることはありません。
そもそも、銀行や消費者金融等の一部の金融機関を除き、企業が個人の信用情報および借金の記録を確認することはできないため、就職先に学生ローンを利用したことを知られるリスクは高くないと言えます。
就職先に訴訟内容が通知されることはないものの、借金を滞納していた事実が明るみに出て、就職活動にも影響する可能性は決して皆無ではありません。
学生がお金を借りるときの流れ
本格的に借り入れを検討するのであれば、融資を受けるまでの一連の流れも把握しておきましょう。
厳密にはローン会社によって異なりますが、学生がお金を借りるときの流れは概ね以下の通りです。
- 申し込み
- 必要書類の提出
- 担当者からヒアリング
- 審査
- 借り入れ
必要書類には、学生証や運転免許証、キャッシュカード等が挙げられます。
書類を提出した後に担当者から、利用目的等に関するヒアリングが行われるケースもあります。
その後、審査が行われ融資するべき相手かが審議されます。前述した在籍確認が行われるのもこのタイミングです。
利用条件を満たし、審査に通れば融資が開始されます。
最短即日融資を受ける時の注意点
ここからは、最短即日融資を受けるために注意すべき点について、解説します。
スムーズに手続きを進める上でも、ポイントをしっかりと確認しておきましょう。
在籍確認に対応できるようにしておく
学生ローンの審査では、アルバイト先に本当に在籍しているかどうかを確認する「在籍確認」が行われる可能性があります。
借り入れについて聞かれることもないため、バイト先に借り入れがばれる心配もありません。社
名を伏せて個人名で電話をかけてくれるなど、申し込み者に配慮した対応を受けることができます。
基本的には、在籍確認が終わらなければ、審査を完了することはできません。最短即日融資を受けたい場合には、事前準備をしっかりと行っておきましょう。
申し込み内容は正確に記入する
申し込み時に記入する主な内容は、以下の通りです。
- 氏名
- 年齢
- 住所
- 勤務先・勤続年数
- 年収
- 他社の借り入れ状況
- 希望借り入れ額
申し込み内容にミスや漏れがあると、確認作業が必要となり時間がかかってしまいます。
スムーズに手続きを進めるためにも、申し込み内容は正確に記入しましょう。
学生ローンの審査は甘いの?
学生ローンの審査は決して甘くありません。通常のカードローンと同じ基準で審査されます。
学生ローンの審査内容については、各カードローン会社は詳細を公表していません。
ここでは、学生ローンの審査に通るためのポイントについて考えていきましょう。
学生ローンの審査ポイント
学生ローンの審査に通るためのポイントとしては、以下の通りです。
- 申し込み条件に当てはまっているか
- アルバイトの収入があるか
- 総量規制の範囲内であるか
- 他社の借り入れ状況
- 過去に滞納の記録がないか
申し込み条件に当てはまっているか
申し込み条件はカードローン会社によって異なります。以下は、学生ローンカレッヂの申し込み条件です。
日本国籍の方で、高卒以上の大学生・短大生・予備校生・専門学校生の方。
安定した収入のある方
海外に在住している方や、高校生は申し込みができません。条件を満たしているかどうかは、入会前に確認しましょう。
アルバイトの収入があるか
先ほどもお伝えした通り、学生ローンであっても申し込み者に収入がなければ借り入れはできません。
現在仕事をしていないという方は、アルバイトの収入を得てから申し込みましょう。
総量規制の範囲内であるか
学生ローンは、総量規制の対象です。借り入れ希望額が年収の3分の1以内であるかを確認しましょう。
他社の借り入れ状況
他社からすでに借り入れをしている場合には、その金額も含めて総量規制の範囲内でしか借り入れができません。借り入れ総額を計算してみましょう。
過去に滞納の記録がないか
カードローン会社は、審査の時にCICなどの個人信用情報機関で、申し込み者の過去の借り入れ状況を確認します。
滞納の記録は、5年間残ってしまいます。過去に滞納したことがある方は、記録が消えるまで待ってから申し込むことがおすすめです。
学生証の提示が必要
一般的にローンの審査では、身分証明のために運転免許省等の提示が求められます。学生ローンを利用する場合には、学生であることを証明するために学生証の提示が必要になるのです。
提示方法はローン会社によって異なりますが、最近ではインターネットを介して学生証のデータを送信する方法が増えています。
未成年は親の同意書が必要
大多数の学生ローンは、利用要件の一つに「年齢が20歳以上であること」を設けていますが、未成年が融資を受けられる学生ローンも存在します。
また、前述したように未成年の場合は、支払能力や責任能力が考慮され、借り入れ上限金額が10万円に設定されるケースも少なくありません。
もっとも、仮に10万円の融資しか受けられなくても、未成年の学生からしてみれば大金と言えます。まとまったお金を手に入れることに味を占めて、若いうちから借金する癖がつかないように注意しましょう。
審査に落ちた場合
学生ローンに限らず、ローンの申し込みをした記録は、CICなどの個人信用情報機関に半年間程度残ります。
「他社の審査に落ちたということは何か原因がある」と判断されて、審査に落ちる可能性が高くなると言われています。
その他、短期間で複数の学生ローンを申し込むこともおすすめできません。
上記で説明した通り、申し込みの記録が残るため、カードローン会社には同時に複数社に申し込みをしていることが知られてしまいます。
複数の学生ローンに同時申し込みを行ってしまうと、お金に困っていると判断されて融資を断られる可能性があります。
【学生向け】おすすめのクレジットカード4選
学生が即日融資を受ける方法は、学生ローンだけではありません。
キャッシング枠が付いたクレジットカードを持っていれば、コンビニなどで即日お金を借りられます。しかもクレジットカードには、学生だけが発行可能なカードもあります。
JCB CARD W
JCB CARD Wは、18歳〜39歳を対象としたカードです。
学生向けではありませんが、比較的若年層をターゲットにしているため、学生でも発行しやすいと言えます。
JCB CARD Wは、JCB一般カードと比較してポイントがいつでも2倍貯まります。ポイント還元率が常に1.0%以上なので、日々の買い物で効率よくポイントを貯められます。
年会費 | 無料 |
ブランド | JCB |
基本還元率 | 1.0% |
申し込み条件 | 18歳〜39歳 |
https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w.html
学生専用ライフカード
学生専用ライフカードは、最短3営業日以内に発行可能な学生カードです。
海外旅行傷害保険付帯、海外ショッピング利用分の3%キャッシュバックなど、海外でも使いやすいカードだと言えます。
カード利用で貯まるポイントは「LIFEサンクスポイント」です。有効期限は最大5年間なので、ポイントの使い道をじっくりと考えることができます。
年会費 | 無料 |
ブランド | JCB/VISA/MasterCard |
基本還元率 | 0.50% |
申し込み条件 |
|
http://www.lifecard.co.jp/card/credit/std/
エポスカード
エポスカードは、入会金・年会費無料のクレジットカードです。高校生を除く満18歳以上の方が申し込み対象となっています。
エポスカードには、全国の飲食店・カラオケ・舞台・イベントなど、さまざまな場所で割引などの優待が受けられる特典があります。
年会費 | 無料 |
ブランド | VISA |
基本還元率 | 0.5% |
申し込み条件 | 満18歳以上 ※高校生を除く |
https://www.eposcard.co.jp/index.html
楽天アカデミー
楽天アカデミーが楽天カードの学生専用カードです。
卒業後は自動的に楽天カードに切り替わるため、貯まったポイントもそのまま引き継げます。
楽天アカデミーの限度額は30万円です。使いすぎが心配な学生の方でも安心して利用できます。
楽天市場でポイント最大3倍なので、ネットショッピングにも利用しやすいカードです。
年会費 | 無料 |
ブランド | JCB/VISA |
基本還元率 | 1.0%〜 |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生除く)の学生 |
https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-card-academy/
まとめ
学生ローンについて紹介しました。学生ローン自体がやばいわけではありませんが、浪費癖がある、自己管理ができないなどの方にはおすすめできません。
学生ローンの審査は甘くありません。最短即日融資可能な業者もあるので、金利やメリットとデメリットをよく比較して自分に合ったものを見つけましょう。
学生ローンの使い道については特に決まりはないので、車を買うことも可能です。しかし、融資の上限額が低いことが多いので注意が必要です。