
株式取引や投資信託など、投資に興味があるという人は、証券会社の口座を開設する必要があります。
こちらの記事では、ネット証券のメリットや口座開設のやり方、おすすめネット証券について説明していきます。
目次
ネット証券の口座開設方法・やり方
証券会社ごとに、口座開設のやり方は少しずつ違いはありますが、こちらでは大まかな流れを紹介していきます。スピーディーに手続きしたい方は、オンライン申込みがおすすめです。
- 公式サイトで各情報を入力し、申込む
- 本人確認書類の提出を行う
- 証券会社から書類が届く
それぞれ詳しくチェックしてみましょう。
公式サイトで各情報を入力し、申込む
自分が申し込みたいと決めたネット証券の公式サイトで、メールアドレスを入力して認証してから、住所や名前を入力し、オンラインで申込むをチェックしましょう。これで、口座開設の申込自体は完了です。
本人確認書類の提出を行う
申込みが済んだら、本人確認書類を提出します。詳しい流れとしては、以下のような形で行われるのが一般的です。
- ユーザーネームとログインパスワードでログイン
- 提出しなくてはいけない書類を選択
- 提出方法の選択をし、本人確認書類を提出
③で郵送などを選ぶと、オンラインでのやり方がわからない方でも免許証のコピーなどを送ることで対応できます。
証券会社から書類が届く
本人確認書類を提出し、証券会社で確認が取れたら書類を送付してもらえます。
口座番号を確認することができれば、取引のスタートが可能です。
ネット証券の口座開設にかかる時間は?
ネット証券のメリットの1つである口座開設のスムーズさですが、実際にどの程度のスピードで開設できるのかは気になるところですよね。
例として、主なネット証券会社の口座開設にかかる時間をチェックしてみましょう。
最短即日 | DMM.com証券 |
最短翌営業日 | SBI証券 マネックス証券 楽天証券 |
最短翌々営業日 | auカブコム証券 |
最短4営業日 | 松井証券 GMOクリック証券 |
約1週間 | SBIネオトレード証券 岡三オンライン証券 |
以上のように、最短即日や翌営業日に取引できるなど、すぐに取引を開始できるネット証券が多くあることがわかります。
ネット証券の口座開設に必要なもの
それでは、実際にネット証券の口座を開設するのに必要なものを確認していきましょう。最低限、以下の4点があればネット証券の口座を開設することができますよ。
- マイナンバー(個人番号)を確認できる書類
- 本人確認書類
- 印鑑
- 金融機関口座
それぞれ、詳しく紹介していきます。
マイナンバー(個人番号)を確認できる書類
マイナンバーカードを持っていれば最も手っ取り早く確認することができるのですが、それ以外にもマイナンバー確認書類には以下のものがあります。
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 個人番号通知カード
- マイナンバー記載の住民票の写し
- マイナンバー記載の住民票記載事項証明書
どれか1つは必要なので、手元にない場合は役所で発行してもらうなど準備しておきましょう。
本人確認書類
本人確認書類として認められる書類は、細かい部分は証券会社ごとによって違うのですが、以下が一般的なものとなります。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
- 特別永住証明書
- 健康保険証
- 住民票
- 印鑑登録証明書
印鑑
基本的には、郵送書類などで印鑑が必要になるケースが多いですが、店舗型証券会社がほぼ確実にいるのに対し、ネット証券では印鑑がいらないことも多いです。
金融機関口座
証券会社から送金されたり、株式配当金を受け取ったりするのに必要です。キャッシュカードや通帳を準備して、口座番号を確認しておきましょう。
ネット証券のメリットは?
証券会社には、従来通りの店舗型証券会社とネット証券会社があります。今回記事で取り上げているネット証券には、どのようなメリットがあるのでしょうか?
- 取引や口座開設をオンラインで簡単完結
- 取引の手数料が安い
- 自分のペースやタイミングで取引できる
こちらの3点を中心に紹介していきます。
取引や口座開設をオンラインで簡単完結
ネット証券の最も特徴的な部分で、メリットとも言えるのがオンライン上で取引や口座開設を完結させられることです。
- 証券会社の店舗が近所にない人
- 証券会社の窓口が空いている時間に行くことができない人
- 自宅でささっと取引したくて、パソコンやスマートフォンを使い慣れている人
店舗型の証券会社の場合は、取引を始める前の口座開設の段階から窓口が空いている時を狙って店舗にいく必要があったり、郵送をする必要があったりします。
取引手数料が安い
ネット証券の強みとしていわれることは、一般的に店舗型の証券会社に比べて取引手数料が安いということです。
例として、「SBI証券」と「みずほ証券」の取引手数料を比較してみましょう。
SBI証券 | みずほ証券 |
|
|
※2022年2月21日時点
株式取引を積み重ねて利益を得ていくためには、1回の手数料が少しでも少ない方が手元に残るお金が多くなるため、手数料についてもしっかりと確認しましょう。
営業をかけられにくい
これも、人によってメリットとなるかデメリットとなるか差の出るところですが、営業電話がかかってくるのが苦手な方なら、ネット証券の営業の少なさは嬉しいところでしょう。
反対に、いろいろな商品の知識を教えてもらったり、手取り足取り教えてもらったりしながら取引を進めていきたい人は、店舗型証券の方にメリットが大きいかもしれません。
新規口座開設キャンペーンあり!おすすめネット証券3選
最後に、おすすめのネット証券口座や開催中のキャンペーン情報をご紹介していきます。
楽天証券
- 楽天ポイントが追加される
- 初心者向けキャンペーンが多い
- 投資をサポートするオリジナルツールがたくさんある
楽天証券の唯一無二な点は、楽天ポイントが加算されること。
また、初心者向けにプレゼントがあるなど、初心者応援のキャンペーンが数多く用意されているのも特徴です。
取引手数料 |
|
単元未満株 |
△買取請求のみ |
外国株 | 〇 |
キャンペーン |
|
出典:楽天証券
SBI証券
- アクティブプランなら100万円まで手数料無料
- IPOの銘柄に強い
- 商品ラインナップが豊富
SBI証券は、証券口座開設数720万※1を突破しているネット証券です。
手数料も主要ネット証券ナンバー1の安さを誇っており、※3国内株式の現物取引アクティブプランの場合100万円まで手数料0円で取引ができます。
取引手数料 | アクティブプラン
|
単元未満株 | ○ |
外国株 | 〇 |
キャンペーン | 開催中のキャンペーンと常設プログラムの利用で最大217,500円ゲット
※2022年2月28日まで |
※1,※2,※3出典:SBI証券
松井証券
- 大正7年創業の実績で安心
- NISAでの売買手数料が無料
- 取引ツールの機能性が高い
ネット証券のスピーディーさは享受しながらも、安心を感じられる長い実績のある証券会社を選びたいという方におすすめなのが、大正7年創業の松井証券です。
取引金額が増えると手数料が取られる証券会社も多いですが、松井証券なら恒久無料なので、取引が多くなっても安心して続けられるのがいいですね。
取引手数料 |
|
単元未満株 |
△売却のみ |
外国株 | なし |
キャンペーン |
|
ネット証券の口座開設にリスクはある?
結論からお伝えすると、ネット証券の口座開設に特にリスクはありません。リスクがない理由としては以下のようなものが挙げられます。
- 証券会社が破綻しても1,000万円まで資産は守られる
- 口座開設は無料でできる
- セキュリティー対策やサポート体制が充実している
資産についても日本投資者保護基金から1顧客当たり1,000万円まで補償されるので、「証券会社が破綻したら資産がなくなるのでは?」と心配する必要もありません。
ネット上でのやりとりである分やりとりの暗号化(SSL)などのセキュリティー対策がしっかりと行われているほか、24時間体制の問合せ窓口の設置などサポート体制が充実しているものが多いため安心して利用可能です。
まとめ
こちらの記事では、ネット証券の口座開設をするメリットや基本的な流れ、必要な書類やものなどを解説しました。
人気があるネット証券には、手数料や商品の豊富さなど、それぞれに特色があることで、人気が集まるのには理由があるということが分かりますよね。