
FXに興味を持ち始めたばかりで「FXの始め方がわからない!口座開設方法は?」「注意することはある?初心者におすすめのFX会社は?」など、疑問を持っている方は多いようです。
FXの始め方・やり方を知っていれば、スムーズに口座開設をして取引を始めることができます。また、注意点を把握していれば、リスク対策を立てやすくなり大きな損失を回避できるでしょう。
ここでは、FXの始め方&やり方、注意すべきことやおすすめFX会社について解説します。
目次
FXの始め方【FX会社選び〜口座開設まで】
FXを始めるには、FX会社選びや口座開設が必要です。FX会社によっては、最短即日で取引を開始することができます。ここでは、FX会社選び〜口座開設までの流れについて見ていきましょう。
STEP1:FX会社を選ぶ
利用するFX会社選びから始めます。最低取引単位やスプレッド、取引ツールやスワップポイントなどを比較して、自分に合ったFX会社を選びましょう。
初心者がFX会社を選ぶ際のポイントについて、後述していますので参考にしてください。
STEP2:必要事項の入力
FX会社のサイトへアクセスして「口座開設」を選択し、申込フォームの必要事項を入力します。以下は、主な入力内容です。
- 名前
- 連絡先
- 住所
- 生年月日
- 勤務先情報
- 投資経験
- 金融資産
- 口座情報 など
審査に影響があるため、入力内容に間違いがないかよく確認をしてください。
STEP3:必要書類の提出
口座開設にあたり、運転免許証などの本人確認書類とマイナンバー確認書類を提出します。
書類準備に時間がかかる場合もあるため、必要書類は早めに揃えるようにしましょう。また、FX会社によって必要書類が異なる場合もありますので、事前に確認をしてください。
提出する本人確認書類やマイナンバー確認書類は「FX口座開設に必要なもの」で詳しく説明しています。確認してみてください。
STEP4:審査
必要事項の入力と必要書類提出の後は審査が行われます。FX会社によっては、審査結果は最短即日でわかります。もし、審査に落ちた場合は、残念ですが口座開設はできません。
STEP5:ログインID・パスワードの受け取り
審査が通った場合は、FX会社から登録住所宛にログインIDとパスワードが記載された書面が郵送で届きます。
FXのやり方【証拠金入金〜決済まで】
口座開設後は売買できるようになり、利益を狙うことが可能です。少しでも稼げる可能性を高めるために、相場分析や売買ルール決めを行うようにしましょう。ここでは、証拠金入金〜決済までのFXのやり方について紹介します。
STEP1:証拠金入金
口座開設をした後は、証拠金を入金します。クイック入金であれば、手数料無料でリアルタイム反映が可能です。手続き後は、きちんと入金されているかどうか確認をしましょう。
STEP2:通貨ペアを選定
取引をするために通貨ペアを選定します。通貨ペアとは、FX取引で売買する2つの通貨の組み合わせのことです。通貨ペアを選ぶ際のポイントは以下の3つがあげられます。
- 取引量の多い通貨ペアを選ぶ
- スワップポイントで選ぶ
- ドルストレートを選ぶ
取引量の多い通貨ペアを選ぶ
取引量の多い通貨ペアは、世界中から注目されている通貨ペアだと言えるので、情報や分析も多くされており安定した利益を出せる可能性のある注文方法です。
スワップポイントで選ぶ
スワップポイントとは通貨ペアの金利差から生じる損益です。FXならでは仕組みで、毎日コツコツと利益を積み上げることができます。
「FXの押さえておきたい用語」で詳しく説明しているので、確認してみてください。
ドルストレートを選ぶ
ドルストレートとは、米国ドルと別の通貨を組み合わせた通貨ペアのことです。米国ドルは取引量が多いので相場が安定しているとされています。そのため、急激な価格変動が起こりにくくリスクが抑えられるとされています。
また初心者であれば、流通量や取引量が多く、情報量が豊富な米ドル/円がおすすめです。
STEP3:相場分析
売買する前に相場分析を行います。テクニカル分析やファンダメンタルズ分析をすることで、今後の相場展開を予測することが可能です。事前に本やセミナーで基本的な分析方法を勉強しておきましょう。
STEP4:エントリー
通貨ペアの選定や相場分析が終わったら、エントリーをします。希望の通貨を「買い」または「売り」注文でポジションを保有します。
FX取引の注文方法は複数あります。ここでは基本とされる以下の3つの方法を紹介します。
- 成行注文
- 指値注文
- 逆指値注文
成行注文は、値段を設定せずに注文する方法です。この方法は今すぐに売買したい場合に多く使用されます。
指値注文とは、値段を自身で設定して注文する方法です。今よりも値段が下がった状態で購入するために使われます。一方、逆指値注文は今までよりも上がった状態で新規で買うための注文方法です。
逆指値注文は、大きな損失を防ぎながら利益を確保出来るというメリットがあります。
STEP5:決済
想定する利益幅や損失幅が発生したら、利確または損切りで決済をします。決済をすることでポジションがなくなり、含み益・含み損が確定します。
このような流れで売買を行います。事前にデモトレードで練習をしておくと、スムーズに進められます。
FX口座開設に必要なもの
FXの口座開設申し込みには、本人確認書類とマイナンバー確認書類の提出が必要です。
どのような書類が対象になるのかを知っていれば、口座開設をスムーズに進めることが可能です。ここでは、FXの口座開設に必要な2つの書類について詳しく見ていきましょう。
1本人確認書類
FXの口座開設をするには、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類が必要です。
「名前や住所など申込内容は正しいか?」「反社会的勢力ではないか?」などを確認するために、提出が義務付けられています。本人確認書類に該当するものには、次のようなものがあります。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- 各種福祉手帳
- 住民票の写し
- 住民票記載事項証明書
- 印鑑登録証明書
- 特別永住者証明書
- 在留カード など
2マイナンバー確認書類
本人確認書類の他に、マイナンバー確認書類も提出が必要です。マイナンバー確認書類には、次のようなものがあります。
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード
- マイナンバー付住民票の写し
- マイナンバー付住民票記載事項証明書
はじめてのFXで注意すべき4つのこと
はじめてFXをする場合は、証拠金維持率やFX会社の選び方、使用資金などに注意する必要があります。
事前に注意点を知っていれば対策を立てやすくなり、良い結果を生み出しやすくなります。ここでは、はじめてのFXで注意すべき4つのことについて見ていきましょう。
1証拠金維持率には余裕を持たせること
FXをする際は、十分な証拠金維持率を確保しましょう。証拠金維持率が低いとロスカットのリスクが高くなるからです。
証拠金維持率に余裕がないと、冷静な取引が難しくなります。「十分な証拠金を入金する」「保有ポジションは最小限に抑える」などして、証拠金維持率に余裕をもたせてください。
2FX会社を慎重に選ぶこと
FX会社によって、スプレッドやスワップポイント、情報量など特徴が異なりますので、慎重に選ぶことが大切です。
複数のFX会社を比較したうえで決めれば、より良い条件で取引ができるようになります。利益も稼ぎやすくなるでしょう。「面倒だから」などの理由で、安易にFX会社を決めることはやめましょう。
3余裕資金を使うこと
FXをする際は、余裕資金を使うようにしてください。利益が出ることもあれば損失を負うこともあるからです。生活資金を使ってしまうと、損失が出た場合に焦ってしまい、冷静な判断ができなくなります。
また、家計が圧迫され、日常生活に支障をきたす可能性があります。「FXは損するリスクがある」ことを念頭に置いて、必ず余裕資金を使うようにしましょう。
4損切りなど基準を決めておくこと
あらかじめ利確や損切りルールを決めておきましょう。
システマティックに取引ができ、安定した収益を目指せるため、利確や損切り、エントリータイミングを事前に決めておくことをおすすめします。
初心者がFX会社を選ぶ5つのポイント
スワップポイントやスプレッド、情報量などを比較することで、より良い条件のFX会社を選べるようになります。条件の良いFX会社を利用すれば、利益を得やすくなるでしょう。
ここでは、初心者がFX会社を選ぶ際の6つのポイントについて紹介します。
1最低取引単位は少ないか
はじめてFXをする方は、最低取引単位が少ないFX会社を選びましょう。最低取引単位が少ないほど、少額資金で取引ができるからです。
国内FX会社の最低取引単位は、1,000通貨または1万通貨であることがほとんどです。
米ドル/円の取引で1,000通貨・1万通貨に必要な資金
1,000通貨 | 4,000円〜5,000円程度 |
---|---|
1万通貨 | 4万円〜5万円程度 |
thタグ | tdタグ |
1,000通貨のFX会社であれば、1万円以下の手元資金で取引ができます。ある程度の経験を積むまでは、少額資金で取引をするようにしましょう。
2スプレッドは狭いか
スプレッドとは、売値(BID)と買値(ASK)の差になります。
3取引ツールは使いやすいか
取引ツールは、相場分析や情報収集、売買などで頻繁に使用しますので、使いやすいかどうかは大切なポイントです。見やすく使い勝手がよい取引ツールであれば、ストレスなく円滑に分析や売買ができるでしょう。
デモトレードであれば無料で実際の取引ツールを使用できますので、パソコン用ツールとスマホアプリ、どちらも使いやすいか確認をしてください。
4情報量は多いか
FX会社によって提供する情報量に差があります。アナリストやトレーダーのレポート、動画、独自ニュースなど情報コンテンツが多ければ、多角的な視点で相場展開を予測することが可能です。
また、多くの情報に触れることで、FXに役立つ知識やノウハウを身につけていくことができます。FXがはじめての方は、情報量が多いFX会社がおすすめです。
5キャンペーンは魅力的か
FX会社によっては口座開設キャンペーンや取引量に応じたキャンペーンを実施しています。
少しでもお得な環境で取引ができるように、キャンペーンが魅力的かどうか確認するようにしてください。
はじめての方におすすめのFX口座4選
DMM FX
- 各種手数料は全て無料
- 安心・安全の完全信託保全
- クイック入金サービス対応
DMM FXは、クイック入金サービスに対応しています。
クイック入金とは、取引画面から簡単な操作で金融機関口座からリアルタイムに資金が移動。取引口座に入金が反映されるサービスです。
平日はもちろん、土・日・祝祭日も原則24時間いつでも入金可能。入金手数料は無料です。
都市銀行・ゆうちょ銀行・ネット銀行・地方銀行・ろうきん・信金など、約340金融機関に対応しています。
また、預託した証拠金等の資金は『日証金信託銀行株式会社』『株式会社SMBC信託銀行』『FXクリアリング信託株式会社』へ信託保全を行う方法で管理。
万が一、DMMが破綻した場合であっても保全されます。
最低取引単位 | 1万通貨 |
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スプレッド(ドル/円)※ | 0.2銭 |
通貨ペア数 | 21 |
口座開設 | 最短即日 |
※原則固定/例外あり
出典:https://fx.dmm.com/
GMOクリック証券 FXネオ
- GMOグループが運営
- 低スプレッド※&高スワップ※
- 使い勝手が良い高機能ツール
※公式サイトの文言によります
東証一部上場のGMOインターネットグループが運営するFXネオは、米ドル/円のスプレッドが0.2銭と低コストで取引ができます。
メキシコペソや南アフリカランドなどの高金利通貨も取り扱うため、スワップポイント狙いの運用も可能です。
38種類の人気テクニカル指標や25種類の描画オブジェクトを搭載した高機能ツール「プラチナチャート」や4画面分割や16チャート保存ができるスマホアプリ「FX neo」など、多くのトレーダーから評価を得ている取引ツールが利用できます。
最低取引単位 | 1万通貨 |
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スプレッド(ドル/円)※ | 0.2銭 |
通貨ペア数 | 20 |
口座開設 | 最短即日 |
※原則固定/例外あり
出典:https://www.click-sec.com/corp/guide/fxneo/
外為どっとコム
- 人気の複数通貨ペアスプレッド縮小キャンペーン※1
- 口座開設キャッシュバックキャンペーン実施中※2
- 安心の24時間サポート体制
外為どっとコムは、人気の複数通貨ペアスプレッド縮小キャンペーン※1を実施中です。「NZドル/円1.2銭→1.0銭」「豪ドル/米ドル0.9pips→0.5pips」「ポンド/米ドル1.0pips→0.7pips」など、業界最狭水準※3のスプレッドで取引できます。
また、外為どっとコムでは口座開設キャンペーンも実施しています。※2
キャッシュバックの条件は取引1回(1万通貨)で2,000円を獲得可能。さらに外貨ネクストネオにて新規注文の取引をすると、取引量に応じて最大30万円がキャッシュバックされます。まずは1万通貨以上の取引を1回を行いましょう。
最低取引単位 | 1千通貨 |
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スプレッド(ドル/円)※4 | 0.2銭 |
通貨ペア数 | 30 |
口座開設 | 最短即日 |
※1 キャンペーン期間:2022年3月7日(月)午前9時00分~2022年4月2日(土)午前3時00分、提示時間帯:対象期間中の各営業日午前9時~翌午前3時
※2 適用期間:口座開設月から翌々月末まで(2022年2月1日(火)午前7時00分より開始)
※3 公式サイトの文言によります
※4 原則固定/例外あり
出典:https://www.gaitame.com/
SBI FXトレード
- 24時間リアルタイム情報発信
- オリコン顧客満足度調査FX初心者部門「第1位※」
- 安全性自己資本規制比率1655% No1※
※公式サイトの文言によります
SBI FXトレードは、2020年オリコン顧客満足度調査FX初心者部門「第1位」のFX会社です。日本最大のインターネット総合金融グループSBIホールディングス株式会社が運営しています。
SBI FXトレードの自己資本規制比率は1655%のNo.1※です。自己資本規制比率とは財務の健全性を図るひとつの指標のこと。一般的には自己資本規制比率が高いほどリスクに対する許容度が高いと言われています。
また、各種手数料は全て無料です。クイック入手金手数料・口座維持手数料・ロスカット手数料などは、一切かかりません。
最低取引単位 | 1通貨 |
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スプレッド(ドル/円)※ | 0.09銭(1〜1,000通貨の場合) |
通貨ペア数 | 34 |
口座開設 | 最短即日 |
※原則固定/例外あり
出典:https://www.sbifxt.co.jp/
FXの押さえておきたい用語
FX取引には、いくつか押さえておきたい用語があります。ここではその中から以下の4つの用語について解説していきます。
- レバレッジ
- スプレッド
- スワップポイント
- スキャルピング
レバレッジ
「レバレッジ」とは本来てこの原理のことを指しています。そこからFXでは、少ない資金から大きな金額の取引が出来る仕組みを「レバレッジ効果」と呼ぶようになりました。
通常、証拠金として預けている金額内でしか取引ができませんが、「レバレッジ」では証拠金の最大25倍の金額までの取引をすることができます。
スプレッド
英語で「スプレッド」とは広がりという意味で、FXでは売値と買値の差額をことを指しています。取引手数料のないFXではこの「スプレッド」が実質の取引手数料となります。
「スプレッド」が狭いほど投資家にとって利益になり、広いと損益になります。この「スプレッド」は通貨ペアやFX会社によって異なるので、狭いものを選ぶと良いでしょう。
スワップポイント
「スワップポイント」は2国間の金利差によって生じる金利差調整分のことです。
金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を購入するとその金利差分を受け取ることができます。逆に、金利の高い通貨を売り低い通貨を購入した場合は、金利差分を支払わなくてはいけません。
スキャルピング
「スキャルピング」はFX取引のトレード方法の一つで、数秒や数分など短時間のトレードで小さな利益を積み重ねる手法を指しています。
「スキャルピング」はチャートの動きの分析やトレンドの分析を瞬時に行う能力が必要になるトレード方法で、難易度が高いと言われています。
まとめ
ここでは、FXの始め方&やり方、注意すべきことやおすすめFX会社について解説しました。最後に、ここで紹介した大切なポイント5点をおさらいしましょう。
- FXの口座開設手順は簡単で最短即日で取引が可能
- 口座開設をスムーズに進めるために本人確認&マイナンバー確認書類を事前に用意する
- FX初心者は余裕資金を使い十分な証拠金維持率を確保することが大切
- スワップポイントやスプレッド、情報量などを比較して自分に合ったFX会社を選ぶこと
- 事前に本やセミナーで勉強し、デモトレードで慣れたうえで本番をスタートさせること
FXは利益が出る可能性もあれば、損するリスクもあります。初心者の方は慎重にFX会社を選び、少額資金で取引をスタートさせるようにしましょう。
ここで紹介した内容を参考にして、早速、勉強やデモトレード、FX会社選びなどをはじめてみてください。