
FX初心者の方にとってまず知りたいのは、FXにはどんな特徴があるのか・稼ぎ方は?・おすすめの勉強方法とは?などですよね。
そこで、初心者の方がこの記事さえ読めばFXを始められるように、この記事ではFXの特徴、稼ぎ方、おすすめの勉強方法とFX会社について、まとめて解説していきます。
よくある失敗例や、いくらからスタートできるかなども紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
【初心者でも分かる】FXとは?
FXとはForeigh Exchangeの略で、証拠金を利用して外国為替取引を行うことを指します。外国為替取引とは、2国間の通貨交換をした差で利益を得るものです。
たとえば、1ドル=100円のときに1万円を100ドルに交換したとします。その後、1ドル=120円のときに米ドルを日本円にした両替した場合、1万2,000円を受け取れることになります。
この手法を用いて利益を狙うのが外国為替取引です。FXではこの取引が証拠金を介して行われます。
証拠金とは通貨交換をする際に預けるお金のことです。通常の場合、保有している資金でしか取引ができません。
外貨預金との違い
外貨預金とは
外貨預金は外貨を金融機関へ預けて運用する方法です。日本円よりも金利が高いことの多い外貨を用いることで、日本円で預金するよりも大きな資産形成が期待できます。
円高となりそのまま日本円に両替すると損をする場合、円安に傾くまでそのまま預けておくことが可能です。
違い①いつまでも保有しておくことはできない
FXと外貨預金の大きな違いは、資産をいつまでも保有できるかどうかです。FXにはロスカットが定められています。
違い②スワップポイントがある
レートを利用して利益を狙うのは両者ともに同じですが、FXにはもう一つ利益を得る方法があります。それはスワップポイントです。
スワップポイントとは、低金利の通貨を売り高金利の通貨を買ったときに得られるもの。両者の差額を利益として受け取れます。
違い③保有資金以上の取引が可能
保有資金以上の取引ができるのも外貨預金にはない魅力のひとつです。たとえば使える資金が1万円の場合、外貨預金では1万円分の預金しかできません。
しかしFXでは1万円を証拠金として預けることで、数倍以上の資金での取引が可能です。
初心者必見!覚えておきたいFXの用語
FXにはさまざまな専門用語があります。何も調べずにFXを始めてしまうと、取引がスムーズにできなかったり、やり方を間違えて損をしてしまう恐れがあります。
ここで、FXに用いられる主な用語を4つ紹介します。これから始めたいと思っている人は、最低でも以下に挙げる主な用語はしっかり覚えておきましょう。
レバレッジとは?
レバレッジとは証拠金にかけられる倍率のことです。FXではこのレバレッジを利かせることにより、証拠金の数倍以上での取引が可能になります。
たとえば証拠金1万円、レバレッジ10倍に設定した場合。1万円を預けるだけで、10万円での取引ができるようになります。
レバレッジは一般的に最大25倍まで利かせられるようになっています。
スプレッドとは?
スプレッドは取引にかかるコストのひとつで、売値と買値の差のことを指します。取引の際にはスプレッド分の金額を必ず支払わなければなりません。
このスプレッドの幅は各FX口座の通貨ペアによって異なります。範囲が広ければ広いほど取引時に支払う金額は増加。狭ければ狭いほど支払う金額は低くなります。
できる限り取引コストを安く抑えるためには、スプレッドが狭いものを選ぶのが重要です。
スワップポイントとは?
スワップポイントとは低金利の通貨を売り、金利の高い通貨を買ったときにもらえるもの。両者の差額を利益として受け取ることができます。
ただし高金利の通貨を売り低金利の通貨を買った場合、その差額分は支払いが必要になるので注意してください。
空売りとは?
空売りとは現時点では保有していない通貨をこれから買う前提で一度売りに出し、買い戻したときとの差益分で利益を得る方法です。
たとえば1ドル=100円のときに1万円分のドルを売りに出したとします。その後、1ドル90円になっていたときに買い戻したとしましょう。
FXの4つの特徴!初心者はいくらからスタートできる?
ではここで、FXの特徴についてもう少し詳しく知っていきましょう。
どのような特徴があるのかを知ることで、他の投資との比較や、自分に合うかどうか判断がしやすくなりますよ。
1. 24時間取引できる
FXの特徴のひとつが、24時間いつでも取引ができることです。
ウェリントン市場や東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場など、世界の主要都市で為替市場が開いているため、土日を除いた平日24時間売買ができます。
FXであれば、帰宅後や寝る前、出社前や通勤途中など、いつでも好きなタイミングで取引ができます。
24時間取引できるのは、FXならではの特徴です。
2. 少額資金で始められる
少ない手元資金でも取引できるのも、FXの特徴のひとつです。
以下のように、米ドル/円であれば、1,000通貨なら4,000円〜5,000円程度、1万通貨なら4万円〜5万円程度の必要証拠金となります。
- 1,000通貨:4,000円〜5,000円程度
- 1万通貨:4万円〜5万円程度
最低取引単位が1,000通貨のFX会社を選べば、1万円程度の手元資金でも取引を始められるということです。
3. 最大25倍のレバレッジ 取引ができる
FXは、レバレッジにより資金効率を高めた取引ができます。
レバレッジは、証拠金を最大25倍の金額で取引できる仕組みです(海外FX会社は数百倍も可)。
ただし、レバレッジ取引は利益・損失どちらも多くなるため、多額の損失を負うリスクもあります。
初心者のうちは高レバレッジ取引はおすすめできませんが、レバレッジはFXの魅力的な特徴のひとつです。
4. スワップポイントを受け取れる
スワップポイントを受け取れるのも、FXの特徴といえます。
売却益だけでなく、スワップポイントでも稼げるのはFXの魅力です。
銀行に預けておくよりも、遥かに高い運用利回りを目指せます。
初心者は必読!FXの稼ぎ方
FXの稼ぎ方は、為替差益とスワップポイントの2つです。
1為替差益
FXで稼ぐ方法の一つ目が、為替差益です。
為替差益とは、為替レートの変動で出る利益のことです。先述した通りFXでは、買い・売りのどちらも取引ができます。
- 安く買って高く売る
(例)1ドル=100のときに買い1ドル=105円で売る - 高く売って安く買う
(例)1ドル=110円のときに売り1ドル=105円になって買い戻す
FXでは、上記2つの方法で為替差益を得ることができます。
2スワップポイント
スワップポイントとは、通貨ペアの2つの国の金利差のことです。
高金利通貨を保有するなど、金利差がプラスの状態であれば、営業日ごとに(FX会社によって異なります)スワップポイントを受け取ることができます。
日本円を売ってカナダドルを買うと「2.5%−(−0.1%)=2.6%」となり、スワップポイントを獲得できます。
為替差益とは別にスワップポイントを獲得できるため、スワップポイント水準が高いFX会社を選べば、利益を生み出しやすくなります。
初心者におすすめのFX会社6選
ではここで、スプレッドやスワップポイント、情報量や取引ツールが魅力的なFX会社5社をご紹介します。
以下の3社なら、最短即日〜翌日には取引を開始できるので、思い立ったその日にFXをはじめることが可能です。
GMOクリック証券
- 5種類の手数料が0円+業界最小水準のスプレッド=取引コストが安い
- 取引ツールが抜群に使いやすくて高性能
- 最短当日から取引開始可能
- 無料のサポートがあるから初心者でも安心(月曜7:00〜金曜22:00)
- 新規口座開設+取引で最大30万円キャッシュバック
GMOクリック証券の魅力は、業界最安値水準の取引コストです。手数料や金利は、誰しもが安ければ安いほど嬉しいですよね。
GMOクリック証券では、取引手数料や出金手数料などがかからず、とにかく安い環境で株式取引ができる環境が整っています。
また、使いやすさと分かりやすさにこだわって開発された「取引ツール」も便利だと評判です。取引ツールはスマートフォン版とPC版があり、シーンに合わせて使い分けることができるので、チャンスを逃しません。
さらにFX初心者の方にとっては、無料のサポート体制(月曜7:00〜金曜22:00)があることも魅力でしょう。
スマホでスピード本人確認を利用すれば、最短当日から取引開始できる&今なら新規口座開設で最大30万円キャッシュバックの特典を実施しています。
最低取引単位 | 1,000通貨 |
---|---|
スプレッド(ドル/円)※ | 0.2銭 ※2023年1月6日時点 |
通貨ペア数 | 20 |
口座開設 | 最短当日 |
※原則固定/例外あり
出典:https://www.click-sec.com/
DMM FX
- 最短1時間で取引がスタートできる
- 最大20万円のキャッシュバック
- 口座数80万口座突破※
- 各種取引手数料が無料
DMM FXは、口座数80万口座以上※を誇る人気のFX会社です。
今回ご紹介するおすすめFX会社の口座数を比較してみると、DMM FXの口座数が最多なことから、多くの人から選ばれているFX会社と言えます。
おすすめFX会社の口座数を比較 | |
DMM FX | 80万口座以上※ |
外為どっとコム | 56万口座以上 (2022年3月時点) |
SBI FXトレード | 30万口座以上 (2020年9月時点) |
※DMM FXと外為ジャパンFXを合算した口座数(2020年8月31日時点調べ)
DMM FXでは「スマホでスピード本人確認」を利用すれば、口座開設がWEB上で完結できるため、思い立った当日中に取引を開始することも可能。
またFX初心者の方の場合、最初は分からないことや疑問点が多く出てくるかと思いますが、DMM FXなら24時間いつでも、電話やメール・LINEで問い合わせすることができます。
最低取引単位 | 1万通貨 |
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スプレッド(ドル/円)※1 | 0.2銭 |
通貨ペア数 | 21 |
口座開設 | 最短1時間 ※2 |
※1:原則固定/例外あり。※2 DMM FXの申込で「スマホでスピード本人確認」を利用した場合(休業日を除く)。出典:https://fx.dmm.com/
DMM FX×当サイト特別タイアップ
当サイトから、DMM FXの無料口座開設をしていただいた方限定で、最大20万4,000円をキャッシュバック中。
松井証券 MATSUI FX
- 100円からFX取引が可能
- 最大50万円のキャッシュバックキャンペーン
- アプリがシンプルで見やすい
- スプレッドが狭い
- 夜間サポートあり
MATSUI FXは、1通貨単位から取引可能なので100円から取引ができます。基本的にFXは1000単位で取引することが多いですが、MATSUI FXは1単位から始められるので初心者でも安心して始められます。
スプレッドが狭いのも特徴です。特に下記の5ペアはスプレッドが安くなっています。※1
また、アプリがシンプルで見やすいのもメリットの一つです。スピード注文やチャートの画面など、アプリには豊富な機能も付属しています。PCがなくてもスマホ一つで取引可能なので、どこにいても取引可能。
サポートも充実しており、平日7時~24時は電話サポートがつながります。WEBからの問い合わせは24時間受け付けているので、FX初心者にとって安心できるポイントでしょう。
なお、FX口座を開設して50万通貨以上取引をした人に、取引量に応じてキャッシュバックがされるキャンペーンも実施中。
最低取引単位 | 1通貨 |
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スプレッド(ドル/円) | 0.2~1.6 |
通貨ペア数 | 20 |
口座開設 | 最短5分 |
※1 当社取扱通貨ペア(米ドル/円、ユーロ/円、トルコリラ/円、ポンド/円、ポンド/米ドル、ポンド/豪ドルを除く)について、FXサービスの取扱い業者10社(SBI証券、auカブコム証券、外為どっとコム、GMOクリック証券、DMM.com証券、トレイダーズ証券、ヒロセ通商、マネックス証券、マネーパートナーズ、外貨ex byGMO)の中央値と比較。2022年11月29日時点、当社調べ。
SBI FXトレード
- 1通貨(米ドル/円は5円程度)から取引可能
- スプレッドが狭い
- 口座開設・取引で最大30万2,000円キャッシュバック
- スマホ・PC対応の高機能な取引ツール
SBI FXトレードは、特に少ない投資資金でFXを始めたい方におすすめです。
最低取引単位が1通貨単位で、米ドル/円なら5円程度の必要証拠金で取引をスタートできます。また、1,000通貨までのスプレッドはわずか0.18銭です。
※原則固定/例外あり、米ドル/円
スワップポイントは業界最良水準※2。高機能で使いやすい取引ツールや、約380行の金融機関に対応したクイック入金も魅力的です。
※2 公式ページの文言によります。
最低取引単位 | 1通貨 |
---|---|
スプレッド(ドル/円)※ | 0.18銭(1〜1,000通貨の場合) |
通貨ペア数 | 34 |
口座開設 | 最短翌日 |
※原則固定/例外あり
出典:https://www.sbifxt.co.jp/
外為どっとコム
- 業界最狭水準※1のスプレッド
- 各種手数料が無料なので取引コストが安い
- 人気の高金利通貨ペアの取引もOK
- マーケット・投資情報が豊富
次に紹介する外為どっとコムは、業界最狭水準のスプレッドを謳う、取引きコストが安いFX会社です。※1
2022年3月現在、人気の複数通貨ペアスプレッド縮小キャンペーンを実施しており、通常よりさらに取引きコストが安くなっています。※2
また外為どっとコムの特徴として、スマホで好きな時間に受講できるオンラインセミナーも開催している点が挙げられます。
プロによるFXレポートや、24時間マーケット情報も配信しているので、FX初心者の方でも多くの知識やノウハウを吸収しながら、取引を進められるでしょう。
さらに、シンプルで使いやすいパソコンツールやスマホアプリでは、相場展開を自動予測できる分析ツールも使用可能。
もしもの時に安心な24時間サポート体制(土日を除く)の評価も高く、HDI格付け調査「Webサポート/問合せ窓口(電話)部門」で最高評価の三ッ星を獲得(2019年-2021年)しました。
※出典:https://www.gaitame.com/reason/
最低取引単位 | 1,000通貨 |
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スプレッド(ドル/円) | 0.2銭 ※2 |
通貨ペア数 | 30 |
口座開設 | 最短即日 |
※1公式ページの文言によります。
※2 原則固定/例外あり(2022年3月11日時点)
出典:https://www.gaitame.com/
LINE FX
- 新規口座開設数No.1※1の人気急上昇中なFX口座
- 通常時も米ドル/円が0.2銭※2!業界最狭水準のスプレッド※1
- 充実な23通貨を1,000通貨単位から取引できるので初心者にもおすすめ
- 最短3分で申し込み完了・最短当日から取引開始可能
- 口座開設+1取引で最大5,000円プレゼント+さらに今だけ口座開設+取引で最大50,000円キャッシュバック
LINE FXは、開業からわずか8ヶ月で10万口座を達成した、いま注目を集めているLINEではじめられるFXです。
6種類の手数料が0円で取引コストが安く、スプレッド縮小キャンペーン中ではなくても、米ドル/円が0.2銭と業界最狭水準のスプレッドを設定しています。※1※2
LINE FXなら、最短3分で口座申し込みが完了。最短当日から取引ができます。経済指標や急変動がLINEで通知されるので、即座に口座にアクセスして対応することができるでしょう。
また、取引は1,000円の小額から始めることができるため、FX初心者の方にもおすすめです。
最低取引単位 | 1,000通貨 |
---|---|
スプレッド(ドル/円) | 0.2銭 ※2 |
通貨ペア数 | 23 |
口座開設 | 最短当日 |
※1:公式サイトの文言によります。※2:原則固定/例外あり。
出典:https://line-fx.com/logout
初心者必見!FXの口座開設方法
どのFX会社も、口座開設方法はほとんど同じです。最短即日で口座開設を終え、取引を始めることもできます。
事前に口座開設方法を把握し、スムーズに口座開設を進められるようにしましょう。
1FX会社を選ぶ
まずは、取引で利用したいFX会社を選びます。
初心者がFX会社を選ぶ際のポイントは、後述していますので参考にしてみてください。
2必要事項の入力
利用したいFX会社が決まったら、サイトから「口座開設」を選択して申込フォームの必要事項を入力します。
必要事項は、次のような内容です。
- 名前
- 住所
- 連絡先
- 生年月日
- 勤務先情報
- 口座情報
- 投資経験
入力する内容は、審査結果に影響します。入力内容に間違いがないようにしましょう。
3必要書類の提出
口座開設の申し込みには、本人確認書類とマイナンバー確認書類の提出が必要です。
提出方法には、郵送やWebがあります。スピーディーに審査や口座開設を進めたい場合は、Web提出がおすすめです。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- 各種福祉手帳
- 住民票の写し
- 住民票記載事項証明書
- 特別永住者証明書
- 在留カード
- 印鑑登録証明書 など
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード
- マイナンバー付住民票の写し
- マイナンバー付住民票記載事項証明書
必要な本人確認書類やマイナンバー確認書類は、上記のとおりです。
FX会社によって必要書類が異なる場合もありますので、事前に確認してください。
4審査
必要事項を入力して書類を提出した後は、審査へと移ります。
審査スピードや口座開設のスピードは、FX会社によって様々です。また、もし審査に落ちた場合は口座の開設はできません。
5ログインID・パスワードの受け取り
審査を通過すると、FX会社から郵送にて書面が届きます。
書面にはログインIDとパスワードが載っており、これらを入力するとマイページへログインできるようになります。
6入金
開設した口座に入金をします。クイック入金であれば、入金手数料無料で24時間いつでも即時反映ができます。
入金する前に通貨ペアや取引量を決め、十分な証拠金維持率を確保できる金額を入金しましょう。
7取引
入金した後は、いつでも取引が可能です。
ただし、FX初心者は「少額資金で取引をする」「事前に勉強をする」これら2点を踏まえたうえで始めるようにしてください。
FX初心者におすすめの勉強法
FX初心者におすすめしたい勉強方法は、本とセミナーの2つです。
どちらも低コストで、FXの基礎知識や応用知識、相場分析に役立つ経済の知識・ノウハウを吸収できます。
FXに関する本で勉強する
最近は多くのFXに関する本が売られており、テクニカル指標の使い方や相場の見方、トレード手法などが載っています。
経験豊富なFXトレーダーが執筆している本も多く、1,000円〜1,500円程度で多くのノウハウが学べます。
セミナーで勉強する
セミナーも、初心者におすすめの勉強方法です。
FXトレーダーやアナリストが登壇し、FXの魅力や特徴・基礎知識・今後の相場予測・世界経済の動向などについて、解説してくれます。
参加費が無料のセミナーも多く、オンラインでの参加も可能です。本で基礎知識を身につけた上で参加すれば、高い学習効果が期待できるでしょう。
デモトレードを活用する
FXの仕組みや用語などを理解できたら、実際にトレードをしてみましょう。初めはデモトレードで練習をするのがおすすめです。
FX口座には本番用の口座とは別に、無料で模擬トレードができるデモ口座が設けられていることがあります。
できる限り損失を出したくない人は、初めのうちはデモ口座でトレードの練習をしてみるとよいでしょう。ただ、デモ口座でうまくいったとしても本番口座ではうまくいかない可能性もあります。
経験者のブログを読む
トレードの実践経験を積むことと並行して、FXに関する勉強をするのも大切です。勉強の手段としてはFX経験者が執筆しているブログを読むことがひとつの良い方法です。
ネット上にはFX経験者が運営するブログがたくさん存在しています。ブログは無料で読めるもの。そのため余計な出費をかけずにFXに関する豊富な知識を身につけることが可能です。
出費をできる限り抑えながら資金形成を図りたい人は、ブログでの情報収集から始めてみることをおすすめします。
FX初心者にありがちな失敗
FX初心者は、損失を取り戻そうとムキになったり、生活資金を投じるなどして失敗するケースが多々あります。
よくある失敗を事前に知っていれば、対策やリスク管理がしやすくなり、同じ失敗をする可能性を減らせます。
ここでは、FX初心者にありがちな3つの失敗について見ていきましょう。
いきなり高いレバレッジで取引する
資金効率を高められるからといって、初心者がいきなり高レバレッジで取引すると失敗してしまいます。
レバレッジ取引は、証拠金の最大25倍の金額で取引できるのが特徴です。4万円の資金でも100万円分の取引ができます。
経験が浅いうちに高レバレッジ取引をすると、立ち直れないくらいの損失を負うリスクがあります。初心者のうちは、レバレッジを抑えた取引を心がけてください。
損失を取り戻そうとムキになる
初心者にありがちな失敗が、損失を取り戻そうとムキになって、より多くの損失を抱えることです。
FXに限った話ではありませんが、感情的になって投資をしても良い結果は生まれません。
冷静さを欠き、気持ちが焦っていて、普段だとしないような判断をしてしまうからです。
感情的な取引は、取り返しのつかないダメージを負う可能性があります。
- pips損失を負ったら損切りする
- pips利益が出たら利確する
- ゴールデンクロスが発生したらエントリーする
上記のようなルールを決め、感情に左右されずに取引をすることで、安定した利益を出すことが可能です。
損失が出たからといってムキになってはいけません。
生活資金を投資してしまう
投資は余裕資金で行うものです。投資はお金が減るリスクもあるので、生活資金を投じると資金が目減りして家計が圧迫される可能性があります。
損失を負うと余裕がなくなり「なんとか取り戻そう」と感情的になってドツボにはまってしまうでしょう。投資は損失を負っても生活ができるように、余裕資金を充てるのが鉄則です。
強制ロスカットをされた
FXにはロスカットという制度があります。ロスカットとは証拠金の維持率が一定の基準以下になった場合、強制的に決済して損失を確定させるものです。
これは大きな損失を生み出さないようにするために設けられています。ただ、このロスカットが適用されると、確実に損失が出ることになってしまいます。
ロスカットの基準はFXの口座ごとに異なります。取引の際にはロスカットの基準を必ず確認し、自身が望まないロスカットが発生しないようレートを見守ることが大切です。
スプレッドを読み間違えた
スプレッドは取引にかかるコストの一部です。できるだけ取引コストがかからないようにするためには、スプレッドの幅が狭いものを選ぶのが大切です。
コストをできる限り安く抑えられるように、取引時にはスプレッドができる限り狭いものを選びましょう。
無計画にポジションを買ってしまった
FX初心者の中には、ポジションを常に保有していないともったいないと思う人もいるでしょう。実際、その感情に流されて買うこともあるかもしれません。
無計画にポジションを購入すると、損をする可能性が高いです。根拠を明確にし、自身のなかの取引ルールに沿って買うことが大切です。
取引ルールを決めていない
FXでは自身のなかで取引ルールを決めておくことが失敗しないための重要な鍵になります。FXは資産の変動に感情を乱されやすいです。
平常心のときは慎重な取引ができたとしても、うまくいき始めたときに気が大きくなって高額な取引に手を出し始めたり、損を取り戻すためにやけになって取引をしてしまったりする可能性があります。
感情に左右されずに取引ができるようにルールを決めておきましょう。取引ルールは以下のように明確な数字を用いて決めるとよいです。
- 5%の利益が出たら利益確定する
- 取引は22時~24時の間にする
明確なルールを定めて、いつでも安定した取引ができるようにしましょう。
思い込みで売買をしてしまう
思い込みで売買をすることで失敗につながるケースもあります。初心者は知識が浅いため、勘などに頼りたくなることもあるでしょう。しかしFXは勘や思い込みで取引を行うべきではありません。
FXは根拠に基づいた取引をするのが大切です。雇用統計が良かった、など売買をするときには、根拠を明確にしたうえで取引を行うようにしましょう。
損切りができていない
初心者のなかにはなかなか損切りに踏み出せない人も少なくありません。この損切りができないのも、よくある失敗理由のひとつです。
損切りに踏み切れない背景に「損切りをした後、すぐにレートが良い方向に傾いた」「損切りをしないでいたらレートが元に戻った」という体験がある人も多いと思います。
レートが下がり続けてロスカットが適用となり、大きな損失を生み出してしまう可能性もあります。損切りをするラインを決めておき、その数値になったら損切りをするように徹底しましょう。
色々な通貨ペアに手を出している
色々な通貨ペアに手を出すことも初心者に多い失敗のひとつです。FXにはさまざまな通貨ペアがあります。しかしすべての通貨ペアでレートの変動が穏やかなわけではありません。
通貨ペアによっては流通量・情報量が少ないために、レートの変動が激しいものもあります。とくにマイナーな通貨ペアは変動が大きくなりやすいです。
取引をする通貨ペアはあらかじめ決めておき、それ以外には手を出さないようにするのがおすすめです。
初心者は情報を集めやすくレートの変動も穏やかな米ドル/日本円から始めるとよいでしょう。
相場が活発に動く時間帯を把握できていない
FXは24時間取引ができます。そのため自身の都合の良い時間帯での取引が可能です。しかし好きなタイミングでの取引ばかりでは利益が出ない可能性があります。
利益を出すには、できる限り相場の動きが活発な時間帯を狙うとよいです。主な市場の相場の動きが活発な時間帯は以下の通りです。
- 東京市場:8~10時
- ロンドン市場:16時~19時・21時以降
- ニューヨーク市場:21時以降。
※出典:外為どっとコム
【初心者向け】FXで失敗しないためのポイント
ここまで初心者が陥りがちな失敗をみてきましたが、失敗しないためにはどのようにすればよいのか気になる人も多いと思います。
ここでは失敗しないためのポイントを3つ紹介します。以下の3つを意識しながらFXに取り組み、確実に利益を出していきましょう。
常に勉強・分析を行う
FXで失敗しないためには、FXについて常に勉強するのが大切です。書籍はもちろんブログなど、FXに関する情報は手に入りやすいです。
自身のなかで理解の浅い部分を補える書籍やブログを利用して知識を深めましょう。また、日頃の取引の分析も重要です。
相場の方向性・ロット数・売買の根拠の正確性・決済のタイミング・損切りラインなど、なぜ負けてしまったのかをしっかり分析しましょう。
少額でスタートして経験を積む
初心者はできる限り大きな失敗をしないように、少額の取引で経験を積むのが大切です。
多少失敗しても取引金額が少額であれば損失を小さく抑えられるので、そこまで大きな痛手を受けずにすみます。取引は少額から始め、慣れてきた段階で徐々に取引額を増やすようにしましょう。
リスクを回避するための注文方法を学ぶ
FXでの失敗を避けるためには、注文方法をしっかり理解しておくことが大切です。FXにはさまざまな注文方法があります。主な注文方法には以下の6つがあります。
- 成行注文
- 指値注文
- 逆指値注文
- OCO注文
- 2WAY注文
- IFD注文
成行注文
今すぐ売買をしたいときに最適な方法。注文した時点で即成約になります。ただ為替変動が激しいときには注意が必要です。
注文処理が行われるわずかな時間差で、自身の予想よりも悪い金額での取引となる可能性があるからです。
指値注文
現状よりも有利な価格で売買をしたいときに最適な方法です。たとえば現時点で1ドル100円の場合。98円になったら買いたい、あるいは102円に上がったら売りたいといった場合が該当します。
ただ、予想していた数値までいかないと注文処理されずに終了してしまうので、注意が必要です。
逆指値注文
現状よりも不利な金額で取引したいときに有効な方法です。
たとえば1ドル100円で買ったものの値段が下がってきている場合に、大きな損失が出ないよう90円になったら売るといった注文がこれに該当します。
99円で買ったものが102円まで上がったけどその後下がってきているとき、100円まで下がったら売るといったような利益確定のためにも使えます。
OCO注文
「One Cancels the Other」の略。1回にまとめて2通りの注文を出すことができるものです。
この値が106円になったら売り、105円になったら買いに設定した場合、106円になったら売りに出して、105円の方の買い注文はなかったことになるということです。
2WAY注文
レートを直接タップすることで発注できるものです。新規注文も決済注文も両方することができます。
IFD注文
2つの注文を同時に出す方法。自身で設定した売買ポイントでの決済注文と新規注文を出すことができます。
初心者がFX会社を選ぶ際のポイント
初心者がFX会社を選ぶ場合は「少額資金で始められるか」「取引ツールは使いやすいか」など、いくつかのポイントを確認し、比較することが大切です。
チェックポイントを知っていれば、初心者に合ったFX会社を選びやすくなるでしょう。
ここでは、初心者がFX会社を選ぶ際のポイントについて紹介します。
少額資金でスタートできるか
初心者がFX会社を選ぶ際は、少額資金で始められるか確認をしましょう。
最低取引単位が1,000通貨であれば、手元資金が1万円程度しかなくても取引を始めることができます。
- 1千通貨:4,000円〜5,000円前後
- 1万通貨:4万円〜5万円前後
このように、1,000通貨だと4,000円〜5,000円前後の必要証拠金で済みます。1万円あれば、証拠金維持率にも少し余裕をもたせることが可能です。
少額資金であれば気軽に取引ができるため、知識や経験、ノウハウを積み重ねていくことができます。
情報量は多いか
FX会社は、ニュースやレポート配信、動画による投資情報等を提供しており、各社で情報量に差があります。
情報量が多ければ、様々な視点で相場分析や投資判断ができるようになります。
また、アナリストのレポートなどに数多く触れることで、経済やFXに詳しくなり、予測の精度を高めることが可能です。
- ロイターニュース
- オンラインセミナー
- FXレポート
- 統計データ
- 経済指標
- 外為注文情報
- ポジション比率情報
- マーケット情報
- マネ育ch(投資家インタビュー、プロのノウハウ、トレードアイデアなど)
例えば、情報量の多さに定評のある外為どっとコムでは、上記のような投資情報を無料で提供しています。初心者の方には、情報量が多いFX会社がおすすめです。
取引ツールは使いやすいか
多くのFX会社が独自の取引ツールを提供しており、各社で特徴や使い勝手が異なります。
パソコンツールやスマホアプリなど、取引ツールは分析や売買で頻繁に使用します。
また、ストレスが溜まり、冷静な判断が難しくもなるでしょう。
デモトレードで実際の取引ツールに触れて、見やすさや使いやすさ、機能面などを確認してください。
キャンペーンは充実しているか
キャンペーンが充実しているかどうかも、FX会社を選ぶ際の注目点です。
キャンペーン内容も比較したうえで、利用するFX会社を決めましょう。キャンペーンが充実していれば、FXの楽しみが1つ増えます。
スプレッドは狭いか
スプレッドは売値と買値の差のことで、取引のたびにかかるコストです。
各FX会社のサイト上でスプレッドが公表されているため、取引する通貨ペアのスプレッドを比較するようにしましょう。
特に短期売買を予定している方は、取引回数が多いため、スプレッドが収益に大きな影響を与える可能性があるため注意してください。
FX初心者からのよくある質問
まとめ
ここでは、FXの特徴や稼ぎ方、おすすめの勉強方法やFX会社について初心者向けに解説しました。
FXは24時間いつでも取引ができ、資金効率を高めたり、スワップポイントを得られるのが特徴です。また、1万円以下の手元資金でも取引を始めることができます。
これからFXを始める方は、ここで紹介した勉強方法やおすすめFX会社を参考にしてみてください。早速、勉強やデモトレードを始めてみましょう。